米麹は、蒸したお米に麹菌を繁殖させたものです。日本の伝統的な食文化に欠かせない、甘酒・お酒・みりん・味噌などは、米麹を発酵させることで造られています。
- ・麹菌の発酵によりビタミン類を作りだす
- ・麹菌の発酵によりお米のデンプンをブドウ糖やオリゴ糖に変え、自然な甘みを作りだす など
酒粕は、米麹に酵母と乳酸菌を加え発酵させて生まれます。麹菌と酵母と乳酸菌の"トリプル発酵パワー"で、さまざまな栄養成分が凝縮。ふくよかな香りと深いコクが特長です。
- ・日本酒を作る過程でできる酒粕は、麹菌と酵母と乳酸菌のトリプル発酵パワーで栄養成分がぎゅーっと凝縮
- ・たんぱく質や食物繊維、ビタミン、ミネラルなどの他にも、発酵によりできたペプチドやアミノ酸、麹菌と酵母由来のβ-グルカン、葉酸なども含まれている
酒粕は栄養価が高いだけでなく、コレステロール上昇抑制作用 1)や、血圧を下げる作用 2)の他、肌のキメを整え 3)たり、血流改善により体を温める効果 4)など、健康と美容にうれしい様々な働きが報告されています。
1)持田ら:日食科工誌, 47, 78-84 (2000) 2)Saito Y.ら:Biosci. Biotech. Biochem., 58, 1767-1771 (1994) 3)渡辺ら:日醸造協会誌, 107.5, 282-291 (2012) 4)大澤ら:「酒粕の血流改善および体を温める効果」, 日本醸造学会大会 (2016)