もっとココアを知りたくなる ココアスタディ

自由研究 実験してみよう

\ ぎゅうにゅうのまく(うすいかわ)がパッとえた!? /

表面ひょうめんちょう力の
ホットミルクココア

表面ちょう力ミルクココア

ミルクココアの上にかぶさった牛にゅうのまくがあっというに消える!?
これは、えきたいの「表面ちょう力」という力を使つかったじっけんだよ。ミルクココアと牛にゅうがどんなうごきをするのかよく見てみよう!

■ホットミルクココアのざいりょう
(1人ぶん)
牛にゅう
120ml
森永もりながミルクココア
大さじ山もり1 (目やす20g)
ホイップクリーム
大さじ1 (目安6g)
かざり用のミルクココア
てきりょう (目安5g)
★バニラエッセンス
★ミルクココア
★牛にゅう

★は「もっとじっけん」で使うもの※使う道具どうぐの大きさに合わせたりょうを用意してください。

■じっけんに使う道具
  • ・マグカップ
    (そこがあさいマグカップがおすすめ)
  • ・大さじスプーン (15㏄目安)
  • ・竹ぐし
    ※「もっとじっけん」でも使うもの
  • ちゃこし
    ※「もっとじっけん」でも使うもの
  • ・クッキングシート 目安10×10cm
  • ・ハサミ
  • 調理用ちょうりようトレー

★は「もっとじっけん」で使うもの

デコレーションペーパーをつく

クッキングシートを半分はんぶんにおる。

おり目のん中くらいをハサミで山のようなかたちる。

クッキングシートをひらいてハートの形にする。

ミルクココアを作る

マグカップに牛にゅう120mlを入れて、でん子レンジであたためる。
※温め時間じかん目安1ぷん30びょう(500W)

大さじスプーンに山もり1(目安20g)のミルクココアをのせ、①の牛にゅうの中にマグカップをかたむけながらもぐらせてり出す。
※やけどしないように注意ちゅういしましょう。

竹ぐしの先で②の表面をつついて、牛にゅうのまくがパッとはがれるところをかんさつする。

考えてみよう

どうして牛にゅうのまくが消えたのかな?

③をカップの中にもどして、ミルクココアのこながなくなるまでしっかりとかす。

④の上にホイップクリームをくわえてまぜる。その上にハートの形を切りぬいたデコレーションペーパーをのせ、上からミルクココアを茶こしでふりかけてハートの形をかく。

考えてみよう

どうしてミルクココアにがかけるのかな?

もっとじっけん

ミルクココアと牛にゅうで、べつのじっけんをしてみよう。
今度こんどはどんなことがこるかな?

牛にゅうを調理用トレーに注ぎ、上にミルクココアを茶こしでふりかける。

竹ぐしにバニラエッセンスをつけてミルクココアの上につける。竹ぐしをつけたところからミルクココアの表面に切れ目ができるところをかんさつする。

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考えてみよう

どうしてミルクココアの表面に切れ目ができるのかな?

じっけんで使ったココアはなべなどで温めて、おこのみでミルクとココアをくわえてんでね!

考えてみよう!の答え

どうして牛にゅうのまくが消えたのかな?

水や牛にゅうは、目に見えない小さなつぶがあつまってできているんだ。
その小さなつぶは「分子ぶんし」とよばれているよ。分子はまわりの分子とくっつこうとするせいしつがあるよ。牛にゅうの表面にある分子もくっついて、まとまろうとしているよ。そのはたらきを「表面ちょう力」というよ。

そとからしげきをけると、き合っている分子のつながりが切れるよ。切れた分子は他の分子とくっついてまとまろうとするよ。それがとてもはやいスピードで起こるから、牛にゅうのまくが消えたみたいに見えるんだよ。

どうしてココアにハートの形がかけるのかな?

ハートの形をきれいにかくには、ホイップクリームの力を使うよ。ホイップクリームには小さなあわがたくさんあって、ものをくっつける力がつよいんだ。だからハートの形がきれいなままたのしむことができるよ。このものをくっつけるはたらきを「きゅうちゃく」というよ。

どうしてココアパウダーに切れ目が入るのかな?

ココアパウダーに切れ目ができるのは、下にある牛にゅうの表面が動いたからだよ。バニラエッセンスは「界面活かいめんかっせいざい」のやくわりをして、牛にゅうの表面にくっつき、その分牛にゅうの分子が動くんだ。だから牛にゅうの表面をさわっただけで牛にゅうと分子の上にのっていたココアパウダーがいっしょに動いて、ココアパウダーが切れたように見えるんだ。
※界面活せいざい=本来ほんらいまじり合わないものをくっつけるもの

牛にゅうはまっ白だからわかりにくいけれど、上にココアパウダーをかけることで、牛にゅうの分子の動きがわかりやすくなるね。

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