あなたがいつも飲んでいるココアは
カカオ豆からできているんだ。
そんな『カカオ』について学んで、
自分なりにまとめてみよう!
カカオの樹はアオギリ科のじゅもく。カカオ豆はそのたねで“豆”とはいうものの豆科の植物ではないんだ。カカオの樹は「テオブロマ・カカオ」といって「テオブロマ」はギリシャ語で「神様の食べ物」という意味なんだよ。カカオの樹は高さ7〜10m、みきの太さは大きいもので30〜40cmにせい長するんだよ。
カカオの樹はたくさんの白い花を一年中さかせていてその数は1本の樹で年間5000〜1万5000コといわれているよ。ただその花のうち実になるのは70〜300コほど。ほとんどが実をむすばない花なんだよ。しゅうかくできるのは樹を植えてから4年目くらい。ピークは12〜15年目で、50年以上とりつづけることができるんだ。
カカオの樹は平きん気温何度以上で育つかな?
はじめは緑色だけど、やがて黄色になり、さいごは赤かっ色のざらざらしたりっぱなカカオポッドになるんだ。大きさは長さ12cmから25cm、直けいは15cmほど。その形はひと言でいえば、まさにラグビーボール。カカオ豆は、このカカオポッドの中にあるんだ。豆は白いカカオパルプにおおわれていて、カカオポッド1コに20〜40つぶ入っているよ。カカオ豆は白いカカオパルプごと実からはがされ、はっこう・かんそうをおこない、ようやくココアやチョコレートの原りょうとなるカカオ豆になるんだよ。
身近なものでカカオポッドの大きさをたとえてみよう!
カカオ豆がどうやってココアに
へんしんしているのかを知ろう!
豆を手に入れる
豆をあたためてくだく
赤外線ヒーターにより表面をあたためることでカカオ豆のハスク(外の皮)をはがしやすくして、 豆をきんとうにくだくと同時にハスクを取りのぞくよ。のこった部分をカカオニブというんだ。
反のう※1
(アルカリゼーション)
さんせいのカカオニブをアルカリざいで中和させるよ。
それによって、さん味、しぶみがかいぜんされて、やわらかな風味としぶみのあるココアいろが出てくるんだ。
ロースト
カカオニブをいることで、ココアのかおりを引き出すよ。
すりつぶす
カカオニブをすりつぶすとしぼう分(ココアバター)がとけ出して、ドロドロのカカオマスになるんだ!
油をしぼりとる
カカオマスから一定りょうのしぼう分を取りぞくとこけいのココアケーキになるんだ。もともとカカオ豆にはしぼう分がやく55%ふくまれていて、これを10〜24%のはば(ココアのしゅるいによってことなる)に調整するんだよ。
ココアケーキを
くだく
ココアケーキをふんさいきでこなごなにくだき、こまかいココアパウダーにするよ。
テンパリング※2
ココアパウダーをつめたいかぜにあてるよ。これによってココアパウダーの中のしぼう分が、こまかな安定したけっしょうになってココアパウダーの色つやがもっとでるんだ。
カカオ豆はどんなところでとれるんだろう?