血圧が高めな方の
健康な血圧をサポート

⾼血圧の有無にかかわらず、成⼈を対象として、
チョコレートまたはココア製品を2週間以上摂取したときの血圧に対する機能性を、フラバノール低含有製品または対照と比較して評価した結果35試験に於いて、カカオポリフェノール（フラバノールとして） 30〜1218mg/日の摂取条件で、統計学的有意な血圧（収縮期、拡張期共に）の低下が認められた。
血圧⾼値者では顕著であり、正常血圧者では有意差が認められなかった。

Ried K, et. al., Effect of cocoa on blood pressure (Review),The Cochrane Library, Issue 8, 2012

冷えにより低下した
末梢血流を改善し、
手先の表面温度を保つ機能

温湿度一定の室内にて30分以上の馴化後、55〜60℃のカカオポリフェノール（フラバノールとして）30mg含有ココア粉末溶解水溶液或いは対照飲料を120mL、摂取前及び摂取後に経時的に皮膚血流、皮膚表面温度の測定を行った結果、24名の解析対象者に於いて、ココア摂取は血流、表面温度ともに有意に⾼値を示した。

稲垣ら、フラバノール含有ココア摂取による皮膚血流と皮膚温度に及ぼす効果、薬理と治療、49(10), 1697, 2021

中高年の方の運動時の
体の柔軟性・筋力・バランス感覚を
維持する機能

64歳〜73歳男女10名を対象に、温湿度一定の室内にてカカオフラバノール30mg含有ココア粉末溶解水溶液或いは対照飲料を摂取40分後にウォーミングアップ運動を行い、運動直後から90分後の下記項目の測定を行った。

身体の柔軟性（長座体前屈、足関節背屈）、筋力（足伸展筋力）、バランス間隔（足底圧分布）いずれに於いても、ウォーミングアップ運動後からの低下がカカオフラバノール摂取で有意に抑制された。

今田ら、ココア摂取が高齢者におけるウォーミングアップの効果に及ぼす影響、薬理と治療,46（4）,599,2018

大久保ら、ココアがウォーミングアップ後の柔軟性に与える影響、薬理と治療,46（4）,609.2018