歯周病(※)は、う蝕(虫歯)と並んで歯科の二大疾患の一つであり、成人が歯を喪失する大きな原因となっています。 歯周病は、生活習慣病と考えられていて、現在成人の80%以上が歯周病にかかっているといわれています。
また、厚生労働省による「健康日本21」運動の中でも「歯の健康」は重要視されています。 そして、歯の健康を維持するための対策として、セルフケアの重要性が強調されています。
ココアは長い飲用経験があり安全で美味しい飲料として親しまれています。今回の研究の目的は、歯周病関連菌に対するココアの抗菌効果を検討し、嗜好飲食品として以外にもお口の健康に貢献する飲食品としての可能性を検討することです。
※歯周病とは、
歯と歯肉の間に歯周病の原因となる歯周病関連菌が感染することにより、歯を支持している組織が破壊される病気です。