学会発表

森永製菓では、日々の研究の成果を様々な場所で発表しています。
ここでは、学会での研究発表をご紹介します。

[2025年3月18日 日本音響学会第153回(2025年春季)研究発表会(埼玉)]
『飲料ゼリーの開栓動作と開栓音を考慮した感性マップと物理量との関連』

ゼリー飲料開栓音の物理量の特徴を分析し、その特徴が印象にどのような影響を与えるかを検討した。その結果、ゼリー飲料の開栓音は間隔が短いピークが検出される特徴があり、開栓音の印象評価から、ポジティブ・軽快因子が共に正であった。また、inゼリーの開栓時の低周波数領域のインパルシブネスが小さいこともポジティブ・軽快因子が共に正であることに起因していた。これらの結果から、ゼリー飲料の開栓音が軽快感やポジティブな情動に影響を与える可能性が示唆された。

[2025年3月7日 第20回日本感性工学会春季大会(京都)]
『TDS法とTDE法によるソフトキャンディ・グミにおける品質と感情の動的関係性の深掘り』

TDS法とTDE法により、ソフトキャンディ・グミ喫食中の食感と感情の時系列変化をモニタリングした。ソフトキャンディの特徴として、後半にジューシー感よりも歯付きが知覚される点があったが、その中でもジューシー感が維持されたサンプルは、喫食中の幸福感の総量が高値を示した。

[2025年3月7日 第20回日本感性工学会春季大会(京都)]
『アイトラッキング技術とfNIRSを用いたパッケージのデザインの評価』

ロングセラー製品のパッケージデザインが、消費者の製品購買および製品への印象に及ぼす影響を脳血流や視線の計測により定量化した。研究の結果、コントラストの高い文字やデザインを用いることで、消費者の視線を製品特徴の訴求部分に誘導でき、効果的な製品特徴の伝達や製品に対する興味、記憶へのアプローチが可能であることが示唆された。

[2025年3月7日 第20回 日本感性工学会春季大会(京都)]
『チョコレートとクリームから構成されるスティック状冷菓の咀嚼音によって生起された感情の時系列的変化と、印象・嗜好性および物理的な性質の関連について』

チョコレートとクリームで構成されるスティック状冷菓の咀嚼音によって生起する感情をTDEによって測定するとともに、音色、印象および嗜好性について調査した。その結果、パキシエルの咀嚼音は全時間帯で「心地よい」と評価され、音色評価では「かたい」「割れた」、印象評価では「やる気がでる」「気持ちが前向きになる」という特徴が見られた。また、周波数分析では音圧レベルの高い広帯域の音が持続的に発生しており、特に5,000Hz~10,000Hzの爽やかな音が発生していた。これらの結果から、パキシエルの厚くて硬いチョコレート部分を噛み砕く際に発せられる音圧レベルが高い広域帯の音が、継続的に発生することでポジティブ感情の生起に繋がると示唆された。

[2025年3月6日 第20回日本感性工学会春季大会(京都)]
『水分含量の異なるモナカアイスにより想起される感情と脳活動領域の関係性』

水分量の異なるモナカアイスを喫食した直後に、喫食シーンを想起させる動画を視聴させた際の脳活動をfMRIで測定した。その結果、低水分モナカアイスを喫食した際に、聴覚野と内側前頭前野の活動が有意に高まることが示された。特に、低水分モナカアイスの「パリッ」とした音が聴覚野の反応を引き起こし、内側前頭前野の活動が心地よさと関連することが示唆された。

[2025年3月6日 第36回日本発達心理学会(東京)]
『共食の場における仲間との関わり ―保育の場でのおやつ時間の子どもたちの観察を通して―』

保育の場における共にホットケーキを調理し食べる場面において、子どもたちが仲間とおやつ時間を楽しむ様子を年齢ごとに詳細に解析した。
その結果、保育者も含めた相互のやりとりや子どもたちの関心の対象が,多様であることがみえてきた。今回,調理したホットケーキは,卵と牛乳などなじみ深い材料で,調理工程が単純であること,調理中の変化が分かりやすいことから,全年齢の子ども達が積極的に調理に参加していた。調理をするということそのものに「共にする」ことを自然に支える魅力があることがうかがえた。

[2025年3月5日 第20回日本感性工学会春季大会(京都)]
『ゼリー飲料の摂取が運動時の生体反応と主観評価に与える変化の基礎検討』

運動前のゼリー飲料摂取が生体反応および主観評価に与える影響についての基礎検討に着手した。その結果、ゼリー飲料摂取時における運動直後の心拍数と心拍出量はジュース摂取時よりも低下した。また、TDMS-ST 法の安定度の結果でもゼリー飲料の方が高い傾向にあった。引き続き、運動前のゼリー飲料摂取が生体反応および主観評価に与える影響の検証を進める。

[2024年3月4日 第36回日本発達心理学会(東京)]
『大学生の体育会系クラブ活動へのエンゲージメントに OB /OGからの「さしいれ」が与える影響 ~受け手である現役選手の視点から~』

ゼリー飲料をさしいれとして活用した場合、クラブチームへのコミットメントが高い者ほど「さしいれ」に対する感謝および負債感,「さしいれ」に対する感情値が高くなる傾向があることが明らかになった。
また、OB/OGと現役選手との関係性から,直接的な面識があると「さしいれ」による感情面での効果が増強され,面識の有無に関わらず,「さしいれ」に対するお礼の気持ちが活動や勝利へのモチベーションの向上に繋がることが示唆された。

[2024.11.28 第47回 日本分子生物学会年会(福岡)]
『ケルセチンが骨格筋オルガノイドの収縮力および分子基盤に与える影響』

骨格筋三次元培養系を用いた食品由来成分の筋収縮力測定について、ケルセチン(Eルチンが体内に入る形)に筋収縮力亢進効果があることがわかった。

[2024年11月9日 日本官能評価学会2024年大会(東京)]
『味・香り・テクスチャーなどの影響を除外した,咀嚼音の性質と生起された感情の関係について』

25名を対象に録音された咀嚼音を提示し、音色と感情評価を行い、その物理的特性との関連を調べ。22種類の食品の咀嚼音を気導音と骨導音で収録し、SD法で評価を実施した。音色評価は「かたい・割れた」⇔「ぼんやりした・弱々しい」で83.7%、感情評価は「やる気が出る・覚醒する」⇔「落ち込む・沈静する」で79.9%が説明され、両者は高い相関性があった。音色の主成分得点に基づくクラスター分析で、高覚醒,準覚醒,準沈静,高沈静の4つのクラスターに分類された。高覚醒音は高周波が短時間発生する一方、高沈静音は低周波が持続的に発せられる傾向があることなどが分かった。

[2024年10月30日 IEEE 13th Global Conference on Consumer Electronics (福岡・北九州)]
『Swallowing Parameters in Neck Ultrasound Video for Quantitative Evaluation of Jelly Beverages』

頸部超音波ビデオ記録から得られる3つの嚥下パラメータ (食塊の膨らみ、食塊の流動時間、嚥下スタック運動)で、ゼリー飲料の定量的評価を行った。これによりゼリー飲料における嚥下機能と物性の定量的な評価ができる可能性が示された。

[2024年9月14日 第26回日本感性工学会(東京)]
『チョコレート製品の開封や喫食により生じる情緒的な価値の評価』

チョコレート菓子について、パッケージの開封から喫食までの動作を一連の喫食体験と定義し、その喫食体験の価値を脳血流や心電の計測により定量化した。その結果、評価したチョコレート菓子のうち一品には「おいしさ」に加えて、開封から食べ終わるまでの一連の体験で得られる本格感や高級感といった価値があり、ブランドの価値を好意的に感じることが示唆された。

[2024年9月14日 第26回日本感性工学会(東京)]
『複合構造を有する冷菓の咀嚼⾳における嗜好性と⼼理的効果』

アイス・チョコ・モナカから成る冷菓の咀嚼音が音質知覚、気分変化、嗜好性に与える影響を調査した。その結果、咀嚼音の条件によって異なる音質知覚や気分変化が確認され、「満足している」「なごむ」「美味しそう」などの評価項目では、アイス・チョコ・モナカの複合的な構造が高評価を得た。特に、「自然」「高音が目立つ」「広がりがある」「きめ細かい」「耳当たりが良い」「奥行きがある」「響きが良い」などの音質が重要な特性であることが示された。

[2024年9月6日 日本心理学会 第88回大会(熊本)]
『ソフトキャンディがポジティブ気分に与える影響』

ソフトキャンディ(ハイチュウ)やガム、グミといった類似の食品を摂取した際の摂食体験と主観的な指標の関係を検討した。その結果、ソフトキャンディ(ハイチュウ)では幸福感が高く、ジューシー感を感じた参加者ほどPANASのポジティブ項目得点が高かった。一方で、ガムやグミではこのような関連は見られなかった。これらの結果から、ソフトキャンディ(ハイチュウ)の摂食が幸福感やポジティブな情動に影響を与える可能性が示唆された。

[2024年7月26日 15th International Conference on Applied Human Factors and Ergonomics (Nice)]
『Using the Concealed Information Test to Measure Positive Emotions ~An Experimental Study on Consumers' Experience of Sharing Ice Cream~』

アイスクリームを食べる体験について消費者の感情を隠匿情報検査(CIT)で測定できるか検討した。18人の被験者が参加し、友人とアイスクリームを共有後、「アイスクリームを共有するのは[嬉しかった]?」などの質問に否定的に答えるタスクに取り組んだ。自律神経反応を心電図やfNIRSで測定した。二つの肯定的感情語と四つの否定的感情語への反応の差を対応のあるt検定で評価した結果、否定的感情語ではNPVの低下、肯定的感情語に対する否定回答ではLF/HF増加とnHF低下が見られた。これにより、否定語の提示から自己感情の否定への心理的負荷の移行が示唆され、CITの応用可能性が示された。

[2024年7月25日 15th International Conference on Applied Human Factors and Ergonomics (Nice)]
『Verifying the possibility of evaluating product awareness by using the image n-back task focused on semantic memory』

消費者の商品認知を評価するため、意味記憶に焦点を当てた画像nバック課題の可能性を検証した。31名の大学生を対象に、高認知度商品と低認知度商品の2バック課題を実施し、正確性と反応時間を測定した。結果、高認知度商品の反応時間が有意に短く、これにより高認知度商品は意味記憶の過程で認識と記憶が容易であることが示唆された。これにより、商品の認知度を評価する手法としてnバック課題が有用である可能性が示された。

[2024年3月8日 第19回日本感性工学会春季大会(福岡)]
『喫食中の顔表情を入力とする感情分類モデルを用いた感情推定』

モナカアイス喫食中の顔表情から感情を推定する機械学習モデルを構築した。喫食中は咀嚼動作が顔表情の検出に悪影響を及ぼすことが懸念されたが、7割の精度で感情を推定することに成功した。

[2024年3月6日 第151回日本音響学会(東京)]
『中空菓子の喫食音による快感情の創生』

菓子の構造によって,喫食音は変化し,想起される感情も変化することが明らかになった 。中実菓子は驚きや興奮をより大きく 想起させ,中空菓子は幸福や喜びをより大きく想起させることを示した 。

[2024年3月4日 第35回日本発達心理学会(大阪)]
『保育の場における共食の意味 ー菓子を「楽しむ」子どもたちのやりとりを通してー』

保育の場において、ふだんのおやつ、「おっとっと」、「ホットケーキ」の共食時間を観察し、そこから生起するやりとり・共食の場の特徴を検討した。それぞれのおやつ場面で多様なやりとりが見られ、子ども達は、おやつのアフォーダンスをピックアップして共食の場で共有していることを明らかにした。これにより、おやつが共食の場の楽しみ方を豊かにしていることを示唆した。

[2023年11月22日 第25回日本感性工学会大会(東京)]
『子供におけるソフトキャンディ・グミの食感と幸福感の関係に関する研究』

ソフトキャンディまたはグミを食べた時に感じたオノマトペ(さくさく、ふんわり等の擬音語・擬態語)や幸福感の高さを調査し、オノマトペを感性(楽しい、落ち着いた等の印象)に変換するシステムを活用して、AI(機械学習)解析により、幸福感と感性の関係を導き出した。研究の結果、ハイチュウは類似の他のソフトキャンディやグミと比較して幸福感が高いこと、また、ソフトキャンディとグミは、幸福感に関係する感性(食べた時の印象)が異なる事が明らかになった。

[2023年11月19日 第12回日本ポジティブサイコロジー医学会学術集会(東京)]
『おやつへの関与活動がウェルビーイングに及ぼす効果』

おやつを分け与えたり、共有したり、背景を知ること等、日常生活で自然と行われている「おやつ」への関与が、心理的ウェルビーイングおよび主観的ウェルビーイングを高めることがわかった。

[2023年8月24日 第31回運動生理学会(茨城)]
『ポリフェノールの筋・運動機能に関する作用』

パセノールTM、EMIQ、カカオ(フラバノール・リグニン)の運動機能に対しての作用可能性について発表した。パセノールは安静時や中程度の運動時に脂肪消費を促進すること、EMIQは筋肥大を促進すること、カカオはウォーミングアップの持続に作用することなどを中心に当社ポリフェノールの運動分野への応用について報告した。

[2023年9月28日 63RD ANNUAL MEETING SOCIETY FOR PSYCHOPHYSIOLOGICAL RESEARCH(New Orleans)]
『MEASURING IMPLICIT EVALUATION OF FOOD USING THE CONCEALMENT INFORMATION TEST』

隠匿情報検査(CIT)を食品の暗黙的評価に適用できるか検討した。14人の被験者に4種類のお菓子から1つを食べさせ、「このお菓子は美味しかったか?」などの質問に「いいえ」と答えさせた。fNIRSと7つの自律神経反応指標を用いて測定した結果、食べたお菓子に対する回答では他のお菓子に比べ低い交感神経活動および左前運動野・補足運動野の活性が見られた。右背外側前頭前野の活性も食べたお菓子に対する回答でのみ観察された。これらの結果は、CITが食品評価の測定に応用できる可能性を示唆している。

[2023年9月27日 63RD ANNUAL MEETING SOCIETY FOR PSYCHOPHYSIOLOGICAL RESEARCH(New Orleans)]
『RESPONSES REFLECT THE STRENGTH OF AFFIRMATIVE BELIEFS ON FOOD PRODUCT』

隠匿情報検査(CIT)を用いて、食品の好みに関する信念の強さと生理的反応の関係を調べた。9人の被験者に4種類のお菓子について「美味しかったか?」と質問し、虚偽の回答を求め、生理的反応を心電図とfNIRSで測定した。最も評価の高いお菓子について否定すると、交感神経活動と両側背外側前頭前野の血行動態反応がより強かった。これは肯定的信念が強いほど心理的負荷が増加することを示し、食品に関する信念を客観的に評価できる可能性が示唆された。

[2023年9月16日 第87回 日本心理学会(神戸)]
『CITを応用した商品に対する消費者の信念の測定法の検討』

商品に対する信念の否定は隠匿情報検査(CIT) と同様に食べた商品の認識と信念の抑制の2つの心理過程が引き起こされること、商品に対する信念の大きさの違いは、課題由来の心理負荷の大きさの違いに繋がり、それは生理反応の強さとして客観的に計測することができることが示された。これらの結果は、CIT課題 が消費者の潜在的な信念の強さの定量化に応用可能であることを示唆している。

[2023年7月20日 7th Edition of Innovations in Food Science and Nutrition(ドイツ)]
『Effect of sucrose on amino acid absorption of whey : A randomized crossover trial』

11人の健常者に、ホエイプロテイン、砂糖、ホエイプロテイン+砂糖を摂取させ、経時的に採血した。アミノ酸濃度変化はプロテイン単独でも、砂糖含有でも同等な結果となった。また、血糖値上昇は、プロテイン+砂糖の方が砂糖単独よりも低値を示した。 【Metabolites, 23, 12. (2022) の内容】

[2023年5月14日 第77回日本栄養・食糧学会大会(北海道)]
『異なるタンパク質の摂取による腸内環境への影響の比較検証試験』

由来の異なる5種類のタンパク質(ホエイ、コラーゲンペプチド、大豆、エンドウ、ジャガイモ)の摂取が、日本人女性の腸内細菌叢へ与える影響の違いを報告。エンドウタンパク質の摂取が腸内環境において有用である可能性を示した。

[2023年6月9日 第23回日本抗加齢医学会総会(東京)]
『パセノール™および有効成分ピセアタンノールのSIRT1活性化等の作用』

パセノール™および有効成分ピセアタンノールの生理作用を主に3つ報告(以降の3つ)。1:ピセアタンノールとその生体内代謝物が長寿遺伝子と言われるサーチュイン1(SIRT1)を誘導する効果、2:生体内抗酸化因子HO-1を他ポリフェノールより強力に誘導する効果、3:ヒト試験の実績として、脂肪消費を向上させる効果や肌の水分を向上させる効果があり、機能性表示食品となっていること。

[2023年2月22日 電子情報通信学会研究会(富山)]
『冷菓咀嚼音が官能評価値と気分に与える効果の周波数依存性』

冷菓2種の咀嚼音の周波数成分を増強・削除して食品の官能評価や気分変化に重要な咀嚼音の周波数帯を調べた。その結果、官能評価において200Hzと10000Hzを増強すると咀嚼音の「硬さ感」が変化し、1600~6000Hzを削除すると咀嚼音の快評価が有意に減少すること、また咀嚼音が気分変化に与える影響については、10000Hz増強条件において「満足感」が有意に変化することが示された。

[2022年6月19日 第22回日本抗加齢医学会(大阪)]
『酵素処理イソクエルシトリン摂取が中高年の身体機能へ 及ぼす影響‐プラセボ対照二重盲検並行群間比較試験‐』

健常な中高年を対象に2群に分け、EMIQ(酵素処理イソクエルシトリン)を含むカプセル、或いは、対照カプセルを12週間摂取させたところ、10メートルの間を歩行する時間を測定するテストにおいて、EMIQ非摂取群と比較してEMIQ摂取群で、歩行時間が有意に短縮され、それに伴い歩行速度が向上した。

[2020年5月17日 第74回日本栄養・食糧学会大会(仙台)]
『EMIQが骨格筋に及ぼす影響』

EMIQ(酵素処理ルチン)が抗酸化関連遺伝子の発現を上昇し、運動時の酸化ストレス軽減をする可能性を示した。

[2020年5月17日 第74回日本栄養・食糧学会大会(仙台) ]
『抗酸化物質の加齢に対する影響』

ピセアタンノールおよびEMIQ(酵素処理ルチン)の加齢に対する効果を明らかにした。

[2020年5月17日 第74回日本栄養・食糧学会大会(仙台)]
『ピセアタンノールの筋萎縮抑制効果の検討』

ピセアタンノールは、C2C12マウス筋管株化細胞に於いて、過酸化水素による酸化ストレスを抑制し、デキサメサゾン及びClinorotaionによる筋萎縮をもユビキチンリガーゼCbl-bの発現を抑制する機序にて抑制した。

[2019年12月13日 業界4団体共催イベント「健康食品の広告を徹底的に考える」(東京)]
『機能性表示食品の事後チェック指針に関するパネルディスカッションに健康食品産業協議会の代表としてパネラー参加』

機能性表示食品の事後チェック指針に関する制度に関するディスカッションにパネリストとして参加

[2019年11月30日 The 9th international Coference on Polyphenols and Health(神戸)]
『Preventive effect of piceatannol on visceral fat accumulation 』

女性閉経後モデルマウスにて高脂肪食摂餌による体重増加や内臓脂肪蓄積をピセアタンノールが抑制し、脂肪組織での脂質代謝が亢進していることが示された。

[2019年11月29日 The 9th international Coference on Polyphenols and Health(神戸)]
『Effects of piceatannol on skin moisture and elasticity』

肌の乾燥を有する(乾燥に悩む)中高齢男女において、ピセアタンノールを摂取することによって、肌水分を維持し、弾力を保つことが示された。線維芽細胞を、ピセアタンノールで刺激したことろ、ヒアルロン酸合成酵素の遺伝子発現が増強した。

[2019年10月26日 第52回日本栄養・食糧学会中国・四国支部大会(高知)]
『ピセアタンノールの筋萎縮抑制効果の検討』

ピセアタンノールは筋萎縮を模倣した細胞系で筋萎縮シグナルを抑制した。

[2019年10月5日 日本アミノ酸学会第13回学術大会(岩手)]
『人工消化処理によるホエイタンパク質加水分解物中の成分分析と生理活性に関する研究』

ホエイペプチドの摂取は、ホエイタンパク質にはない機能性(ACE阻害活性および時計遺伝子発現への影響)を示し、健康に寄与する可能性 が示された。

[2019年10月3日 食品開発展2019TTCセミナー(東京)]
『健康食品産業協議会の機能性表示食品制度改善に向けた分科会活動について』

健康食品産業協議会のガイドライン分科会長として、機能性表示制度に関連した分科会活動について表記セミナーで講演した。

[2019年10月2日 食品開発展2019出展社プレゼンテーション(東京)]
『パッションフルーツ種子由来の機能性素材パセノールTMのご紹介』

パセノールTMの原料や、その多様な機能性について紹介した。

[2019年9月27日 日本脂質栄養学会第28回大会ランチョンセミナー(東京)]
『森永ミルクココア100周年記念 森永製菓におけるココア開発史とカカオ研究』

100年に及ぶココアの開発史やココア研究の歩み、成果について改めて発表、講演するとともに、100年の研究の成果である今年8月に新発売した機能性表示食品カカオ90について説明した。

[2019年8月31日 日本食品科学工学会第66回大会(北海道)]
『コラーゲンペプチドおよびピセアタンノールの毛乳頭細胞へ与える影響』

毛乳頭細胞を、コラーゲンペプチドやピセアタンノールで刺激したことろ、細胞増殖や発毛促進因子の遺伝子発現が増強した。

[2019年8月4日 Asian Congress of Nutrition(インドネシア)]
『Piceatannol inhibits the obesity induced by estrogen deficiency in Ovariectomied mice』

女性閉経後モデルマウスにて高脂肪食摂餌による体重増加や内臓脂肪蓄積をピセアタンノールが抑制することが示された。

[2019年6月16日 第19回日本抗加齢医学会総会(神奈川)]
『機能性表示食品における肌・皮膚に関する機能性領域拡大に向けた検証』

産業協議会のワーキング活動として、肌・皮膚に関する機能性領域拡大に向けた検証結果を報告した。

[2019年6月16日 第19回日本抗加齢医学会総会 ミニセミナー(神奈川)]
『トクホと機能性表示食品の制度拡充に向けた健康食品業界団体活動』

セミナーのコーディネーターとして出席した。

[2019年3月27日 日本農芸化学会2019年度大会(東京)]
『ピセアタンノール摂取が閉経後モデルマウスの肥満に及ぼす影響』

女性閉経後モデルマウスにて高脂肪食摂餌による体重増加や内臓脂肪蓄積をピセアタンノールが抑制することが示された。

[2019年3月27日 日本農芸化学会2019年度大会(東京)]
『ピセアタンノール摂取が閉経後モデルマウスの肥満に及ぼす影響』

女性閉経後モデルマウスにて高脂肪食摂餌による体重増加や内臓脂肪蓄積をピセアタンノールが抑制することが示された。

[2019年3月26日 日本農芸化学会2019年度大会(東京)]
『乳由来タンパク素材の人工消化によって生成されるペプチドに関する研究』

in vivoと相関性のあるin vitro人工消化系を確立し、人工消化処理に供した乳タンパク質素材から、新規ペプチドであるLeu-Asp-Ile-Glnを発見した。

[2018年10月6日 第40回日本臨床栄養学会総会 39回日本臨床栄養協会総会 「第16回大連合大会」(東京)]
『酒粕使用甘酒の飲用による涙液の質改善作用評価の試み』

ラクトフェリンとリゾチームは甘酒の摂取6時間後には増加がみられた。
甘酒継続摂取2週間後から4週間後にかけて涙液中のラクトフェリンとリゾチームがともに増加していることが確認された。

[2018年10月5日 日本食品免疫学会 産官学交流セミナー(東京)]
『機能性表示制度を取り巻く環境と課題』

健康食品産業協議会のガイドライン分科会長として、機能性表示制度のガイドライン改正について表記セミナーで講演を行った。

[2018年10月4日 食品開発展2018 TTCセミナー(東京)]
『機能性表示食品制度上のエキス類及び新規成分などの課題』

健康食品産業協議会のガイドライン分科会長として、機能性表示制度のガイドライン改正について表記セミナーで講演を行った。

[2018年9月8日 第12回日本ポリフェノール学会(京都)]
『ピセアタンノールの体脂肪蓄積抑制機能』

女性閉経後モデルマウスにて高脂肪食摂餌による体重増加や内臓脂肪蓄積をピセアタンノールが抑制することが示された。

[2018年9月8日 第12回日本ポリフェノール学会(京都)]
『ピセアタンノールが時計遺伝子Per2に与える影響』

パッションフルーツ種子エキスや、その有効成分であるピセアタンノールは、時計遺伝子の発現変動に影響を与えることが示された。

[2018年7月26日 ウェルネスフードジャパン「おやつシンポジウム」(東京)]
『森永製菓のヘルシースナッキングの取り組み』

森永製菓のヘルシースナッキングに関して講演およびパネルディスカッションを行った。

[2018年7月21日 日本スポーツ栄養学会第5回大会(京都)]
『大学男子バスケットボール部のプレシーズンにおける当たり負けしない身体を目指して介入したスポーツ栄養マネジメント』

大学男子バスケットボール部のプレシーズンにおける当たり負けしない身体を目指して介入したスポーツ栄養マネジメント

[2018年7月11日 日本醸造協会第104回醸造調味食品セミナー]
『古くてあたらしい飲料、甘酒の躍進』

甘酒市場拡大の要因を機能性の付加価値と結びつけ、当社の研究を紹介した。

[2018年5月26日 第18回日本抗加齢医学会総会(大阪)]
『保健機能食品制度に対応した健康食品業界団体活動とその課題』

セミナーのコーディネーターとして業界団体の全体像を最初に解説する。

[2018年5月18日 第72回栄養食糧学会大会(岡山)]
『ピセアタンノールが閉経期モデルマウスの骨代謝に及ぼす影響』

ピセアタンノールが、骨粗鬆症等で観察される破骨細胞亢進による骨量減少を抑制することが示された。

[2018年5月18日 第71回日本酸化ストレス学会学術集会(京都)]
『PiceatannolはC2C12筋管細胞において酸化ストレス防御因子を増強する。』

骨格筋細胞にて、ピセアタンノールが他のポリフェノールと比較して、酸化ストレス防御因子であるHO-1の遺伝子発現を顕著に上昇させた。

[2018年3月2日(大阪)、3月9日(東京) 日本健康栄養食品協会]
『平成29年度 『特定保健用食品講習会』』

日本健康栄養食品協会主催の特定保健用食品講習会の講師として、本年度の活動(新規のトクホヘルスクレーム提案、制度改革案の検討)を踏まえ、
今年度は3つのチーム編成により、主に下記 2 点に注力した活動報告を行った。

[2017年11月25日 日本食物繊維学会第22回学術集会(東京)]
『カカオ由来リグニンによる便通および便臭改善効果と介護における有用性』

ココアを2週間継続して摂取すると、便秘で悩んでいる方の排便回数が増加し、便の臭いが軽減。

[2017年11月15日 健康産業新聞主催セミナー(東京)]
『開発担当者対策セミナー「機能性表示食品Q&Aの読み方」(協力:健康食品産業協議会)』

機能性表示届出ガイドラインの質疑応答集についての解説

[2017年10月3日 8th International Conference on Polyphenols and Health(カナダ)]
『Beneficial Effect of Piceatannol on Bone Health』

ピセアタンノールが、骨粗鬆症等で観察される破骨細胞亢進による骨量減少を抑制することが示された

[2017年9月16日 第72回日本体力医学会(愛媛)]
『ココア摂取が高齢者の ウォーミングアップ効果に及ぼす影響』

ココア飲料の摂取後に運動を行うことで、継続して柔軟性や筋力などの筋機能の持続性に繋がることを確認した。

[2017年6月17日 第53回日本循環器病 予防学会学術集会(京都)]
『日常ダークチョコレート摂取による家庭血圧および血圧変動への影響』

ダークチョコレートはインスリン感受性が良好な群では診察室血圧および家庭血圧の低下を認めた。ダークチョコレートの血圧降下作用にはインスリン抵抗性感受性が影響する可能性が示唆された。

[2017年6月4日 第17回日本抗加齢医学会総会シンポジウム(東京)]
『特定保健用食品(トクホ)や機能性表示食品に適応可能な新規健康強調表示(ヘルスクレーム)の提案』

機能性表示食品にない「疾病リスク低減表示」活用や尿酸値、腎機能、肝機能の診断における境界域の調査、血管内皮機能やロコモティブシンドローム領域における新規へルスクレームと関与成分の可能性検討等のテーマを実施した。

[2017年5月19日 第71回日本栄養・食糧学会大会(沖縄)]
『マウスの耐糖能試験におけるコラーゲンペプチドの血糖値上昇抑制作用』

分画分子量2000以上のコラーゲンペプチドを投与すると耐糖能試験での血糖値上昇が抑えられ、胃排出遅延が寄与していると考えられた。

[2017年3月20日 日本農芸化学会2017年度大会(京都)]
『Piceatannol による制がん剤ターゲット human Glyoxalase I 阻害の解析』

ピセアタンノールが、GLOIを介した抗がん効果を示した

[2017年3月20日 日本農芸化学会2017年度大会(京都)]
『食用ヘチマエキスの有効成分p-クマル酸およびp-クマル酸配糖体の安定性』

p-クマル酸およびp-クマル酸配糖体は、酸性条件下では熱安定性が高く、また中性付近ではp-クマル酸とp-クマル酸配糖体、およびp-クマル酸配糖体間での相互変換が起こるが、p-クマル酸総量は保持されることが示された。

[2017年3月20日 日本農芸化学会2017年度大会(京都)]
『食用ヘチマエキスの有効成分p-クマル酸が細胞の水分透過性に与える影響』

p-クマル酸が顕著にMDCK I細胞のドーム形成を促進し、アクアポリン3を介した水分透過性向上がメカニズムの一つであることを明らかとした。

[2017年3月20日 日本農芸化学会2017年度大会(京都)]
『食用ヘチマエキス摂取時のラットにおけるp-クマル酸の吸収』

配糖体主体のフェニルプロパノイド類含有食用ヘチマエキスを摂取したラットにおいて、p-クマル酸アグリコンが最も血漿中に吸収されやすいことが示された。

[2017年3月20日 日本農芸化学会2017年度大会(京都)]
『食用ヘチマエキスの経口摂取によるドライスキン改善作用の検討』

ドライスキンモデルマウスに食用ヘチマエキスを経口摂取することで、ドライスキンが改善された。

[2017年3月20日 日本農芸化学会2017年度大会(京都)]
『食用ヘチマエキス中のフェノール性化合物の単離・構造決定』

L.cylindrica中の主要なフェノール性化合物は、3種のフェニルプロパノイド類と、それらの配糖体であることを明らかとした。

[2017年3月19日 日本農芸化学会2017年度大会(京都)]
『ラットにおけるピセアタンノールの血糖値上昇抑制作用』

健康なラットにおいてピセアタンノールが血糖値の上昇抑制作用を持つことをストレス負荷の少ない実験方法を用いて示し、その作用にはインスリンの分泌が関わっていることを発表した。

[2017年3月18日 日本農芸化学会2017年度大会(京都)]
『ピセアタンノールは神経幹細胞からアストロサイトへの分化を促進する』

ピセアタンノールはレスベラトロールより神経幹細胞のアストロサイトへの分化を促進する。

[2017年3月18日 日本農芸化学会2017年度大会(京都)]
『レスベラトロールをピセアタンノールに変換する微生物の探索』

4-HPAを炭素源としたスクリーニング系により、レスベラトロールをピセアタンノールに変換する微生物としてEnsifer sp. KSH1株とArthrobacter sp. KSH3株を取得することができた。

[2017年3月18日 日本農芸化学会2017年度大会(京都)]
『LC-MS-MSを用いたパッションフルーツ種子中のフェノール性化合物の分析』

パッションフルーツ(Passiflora edulis)種子抽出物中より、食品中から初めて見出された化合物を含め、多くのフェノール性化合物が含まれていることを明らかとした。

[2017年3月18日 日本農芸化学会2017年度大会(京都)]
『高カカオチョコレート共存下のビフィズス菌BB536増殖促進作用』

高カカオチョコレート共存下でビフィズス菌BB536の増殖が大幅に促進。大腸菌は抑制された。

[2017年3月18日 日本農芸化学会2017年度大会(京都)]
『Piceatannolの破骨細胞に及ぼす影響』

ピセアタンノールを破骨細胞に添加すると、破骨細胞の形成抑制や破骨細胞マーカーの抑制が見られた。

[2017年3月18日 日本農芸化学会2017年度大会(京都)]
『ピセアタンノールは神経幹細胞からアストロサイトへの分化を促進する』

ピセアタンノールはレスベラトロールより神経幹細胞のアストロサイトへの分化を促進する。

[2017年3月7日(大阪)、17日(東京) 日本健康栄養食品協会]
『平成28年度 『特定保健用食品講習会』』

日本健康栄養食品協会主催の特定保健用食品講習会の講師として、トクホ技術部会のワーキング1(健康強調表示関連調査・研究)の本年度の研究・調査内容を報告。

[2017年2月25日 健康博覧会内セミナー講演(東京)]
『「機能性表示食品・検討会報告」の徹底検証と「新ガイドラインの大胆予想」』

機能性表示食品の積み残し課題についての「検討会報告書」を徹底検証。さらには今回の改正が既存受理品に与える影響も議論。

[2016年12月21日 第18回生体触媒化学シンポジウム(金沢)]
『酸化酵素を利用したピセアタンノール合成に対するシクロデキストリンの添加効果』

HpaBCを利用したピセアタンノール合成の際にβ-CDおよびγ-CDを添加すると収率が向上することが明らかとなった。

[2016年11月12日 第6回基礎科学をもとにしたCo-Medical研究会(山形)]
『パッションフルーツ種子エキス「パセノール™」の機能性研究』

パセノールTMの多様な機能性を紹介した。

[2016年11月5日 第27回臨床スポーツ医学会学術集会(千葉)]
『ココア摂取がウォーミングアップ効果に及ぼす影響』

夏季、冬季に関わらず、全ての測定項目でココア摂取により高いウォーミングアップ効果が認められ、その効果の持続時間が長くなることが観察された。

[2016年10月14日 第8回日本安定同位体・生体ガス医学応用学会大会(東京)]
『ココアによる体内水素産生調節作用 』

生体内水素産生源としてのココア自体の作用は乳糖耐性の低いタイプの方でのみ認められた。
牛乳との組み合わせによるココアの作用は、乳糖耐性により調節的に作用した。

[2016年10月2日 第39回日本高血圧学会総会(仙台)]
『日常ダークチョコレート摂取による日本人の家庭血圧および血圧変動への影響』

ダークチョコレートはインスリン感受性が良好な群では診察室血圧及び家庭血圧の低下を認めたことから、ダークチョコレートの血圧降下作用にはインスリン感受性が影響する可能性が示唆された。

[2016年9月14日 ILSI Japan 寄付講座「機能性食品ゲノミクス」III期 研究成果シンポジウム(東京)]
『ピセアタンノールによる血糖値上昇抑制作用』

正常ラットにおいて、ピセアタンノールは血糖値上昇抑制作用を示し、インスリン分泌促進が関わっている可能性が示された。

[2016年6月21日 日本油化学会 2016 年 ライフサエンス・産業技術部会セミナー(東京)]
『カカオの機能性 ― 魅力とエビデンス ―』

これまで我々が明らかにしてきたカカオの多様な機能性に加え、機能性表示食品として届け出たエビデンスと最近明らかになった生体内水素産生への作用を交えて「おいしくて健康に役立つ、カカオの魅力」について解説した。

[2016年5月15日 第70回日本栄養・食糧学会大会(神戸)]
『ココアによる体内水素産生亢進効果』

埼玉医科大学との共同研究により、ココアは乳糖耐性が高い人、低い人それぞれの牛乳飲用後の生体内水素産生に対して調節的に作用することを明らかにし発表した。

[2016年2月26日 第31回日本静脈経腸栄養学会学術集会(福岡)]
『ココア単独および(ココア+オリゴ糖)による排便コントロール効果の比較』

順心リハビリテーション病院との共同研究で、ココア単独またはココアにオリゴ糖を加えた時に、便通、便臭改善効果があることを確認し発表した。

[2016年2月5日 かがわ機能性食品等開発研究会 第3回シンポジウム(高松)]
『機能性表示食品の開発について』

森永製菓の機能性表示食品”カカオフラバノールスティック(届出番号A70)”の商品開発を紹介し、機能性表示食品の届出制度について解説した。

[2015年11月29日 第24回日本口腔感染症学会総会・学術集会 ランチョンセミナー(横浜)]
『ココアの持つ感染症予防機能 -抗インフルエンザウイルス効果-』

インフルエンザウイルス感染予防に関するデータを基に、ココアが感染症予防に有効であることを解説した。

[2015年11月22日 The 6th International Conference on Food Factors (Seoul)]
『A study of the effect of amazake on skin quality』

東京工科大学との共同研究で、甘酒を1ヶ月間1日2回摂取することで、主観的評価による「目の下のクマの明るさ」の改善、肌の表面温度の上昇や皮脂量の低下が認められたこと、さらに細胞実験によって、脂線細胞での皮脂蓄積量の低下が認められたことを発表した。

[2015年10月22日 第43回日本救急医学会総会・学術集会 ランチョンセミナー(東京)]
『ココアの医療への応用』

ココアが医療や介護の現場で、便通の改善、褥瘡の改善、ミネラル補給や経口栄養食品の味の改善、等に利用されている現状について解説した。

[2015年9月29日 The 7th International Conference on Nutrition and Aging (Tokyo)]
『Changes in the cerebral cortex in response to food and chemical stimulation』

東京大学との共同研究成果を中心に、幼少期での食経験が大脳皮質の遺伝子発現やタンパク質発現にどのように影響するか、および食の嗜好性にもどのような影響があるのかについて発表した。

[2015年9月13日 第57回 歯科基礎医学会学術大会(新潟)]
『カプサイシンの辛味認知とそれに伴う自律神経反応を担う脳機構』

大阪大学との共同研究で、トウガラシエキス摂取により、島皮質味覚野に相当する領域のみならず、自律機能関連領野においても強い賦活が認められることを発表した。

[2015年8月27日 第62回日本食品科学工学会(京都)]
『α-サイクロデキストリン処理によるピセアタンノール経口吸収性改善作用』

パセノール™の有効成分であるピセアタンノールの経口摂取におけるα-サイクロデキストリンの影響を検討し、最高血中濃度、3時間までの初期の血中濃度・時間曲線下面積(AUC)を有意に上昇させることを発表した。

[2015年8月27日 第62回日本食品科学工学会(京都)]
『酵素によるピセアタンノール誘導体の合成検討』

食品添加物に利用されている酵素を用いたピセアタンノール誘導体の合成と構造解析について発表した。

[2015年8月27日 第62回日本食品科学工学会(京都)]
『水溶液中におけるピセアタンノールの安定化方法の検討』

エキス溶液中のピセアタンノールの安定化に、抗酸化剤、キレート剤およびα‐サイクロデキストリンが有効であることを発表した。

[2015年8月27日 第62回日本食品科学工学会(京都)]
『リポソーム製剤化技術によるピセアタンノールの安定化効果』

三重大学リポソーム工学研究所との共同研究で、リポソーム化技術を利用することにより、液体中でのピセアタンノールの安定性を向上できることを発表した。

[2015年8月27日 第62回日本食品科学工学会(京都)]
『酸化酵素を利用したレスベラトロールからのピセアタンノール生産』

早稲田大学との共同研究で、フラビン依存性酸化酵素hpaBCの遺伝子を発現させた大腸菌をレスベラトロールと反応させる際に、界面活性剤を添加することでピセアタンノール生成量が増大することを発表した。

[2015年8月27日 第62回日本食品科学工学会(京都)]
『脂肪細胞とマクロファージの相互作用におけるピセアタンノールの抗炎症効果』

京都大学との共同研究で、ピセアタンノールが、脂肪細胞3T3-L1における炎症性サイトカインの産生を抑制し、さらに炎症性サイトカインによって抑制される熱産生を担う脱共役タンパク質(UCP-1)の遺伝子発現を回復させることを発表した。

[2015年7月25日 第34回日本美容皮膚科学会総会・学術大会(大阪)]
『たるみの評価方法の検討とパッションフルーツ種子エキス経口摂取によるたるみ改善効果』

東京工科大学との共同研究で、パセノール™の2ヶ月間の経口摂取により、肌のたるみが改善されたことを発表した。

[2015年5月14日 12th Aisan Congress of Nutrition (Yokohama)]
『Piceatannol and its metabolites up-regulate SIRT1 and autophagy-related gene expression in THP-1 human monocytic cell line』

ピセアタンノールおよびその生体内代謝物であるイソラポンチゲニンが、ヒト単核球細胞株THP-1において、長寿遺伝子であるSIRT1遺伝子やオートファジー関連遺伝子の発現を増加させる効果があることを発表した。

[2015年5月10日 International Symposium on Neuroscience in Orofacial sensory-motor functions (Osaka)]
『The neural mechanisms underlying the perception of burning taste of capsaicin and subsequent autonomic responses』

大阪大学並びに生理学研究所との共同研究で、種々の味溶液を摂取した際の脳活動をfMRIにて検証し、味覚野として知られている島皮質の活動に関する解析結果等を発表した。

[2015年3月26日 2015年度日本農芸化学会(岡山)]
『フラビン依存性酸化酵素を利用したレスベラトロールの位置選択的酸化によるピセアタンノールの合成』

早稲田大学との共同研究で、Pseudomonas aeruginosa由来4-ヒドロキシフェニル酢酸モノオキシゲナーゼHpaBCに着目し、本遺伝子を発現させた大腸菌細胞を生体触媒とすることでレスベラトロールからピセアタンノールが合成できることを発表した。

[2015年3月25日 日本薬学会第135年会(神戸)]
『爪のスフィンゴ脂質解析とコラーゲンペプチド経口摂取による爪改善効果におけるスフィンゴ脂質増加の関与』

東京工科大学との共同研究で、豚コラーゲンペプチド12週間経口摂取による爪への効果を検討し、爪の硬度が低下するのはスフィンゴシンタイプのセラミド量が有意に増加するためであることを発表した。

[2015年3月14日 日本食品科学工学会平成27年度関東支部大会(東京)]
『爪荒れに対するコラーゲン経口摂取の有効性とその作用機序』

東京工科大学との共同研究で、豚コラーゲンペプチを12週間摂取した場合の爪荒れに対する作用を検討したところ、爪での水分量が有意に増加し、爪の硬度が有意に低下していたことから、爪の保水性やしなやかさを改善することで爪荒れが改善することを発表した。

[2014年11月8日 第19回日本フードファクター学会(鹿児島)]
『爪荒れの生理状態の解析とコラーゲンペプチド経口摂取による改善効果』

東京工科大学との共同研究で、爪荒れの生理状態の解析を実施し、爪は皮膚に比べて水分蒸散量が高く、水分量が低く、さらにスフィンゴシンとスフィンゴシンタイプのセラミドの量も皮膚角層よりも低くいことを発表した。また、荒れている爪は健常な爪に比べて水分量が低く、硬度が高いことから、コラーゲンペプチドがこれらに作用して爪荒れを改善する可能性を発表した。

[2014年11月1日 第21回日本未病システム学会総会(大阪)]
『高脂肪食長期経口投与ラットに対するパッションフルーツ種子エキスの血小板凝集能抑制効果』

山形大学との共同研究で、ラットへの高脂肪食長期経口投与による血小板凝集能の亢進をパッションフルーツ種子エキスが遅延または改善し、虚血性疾患のリスクを軽減することを発表した。

[2014年11月1日 第21回日本未病システム学会総会(大阪)]
『心エコー検査による高脂肪長期投与ラット心臓の新機能評価』

山形大学との共同研究で、高脂肪食長期投与により左心室収縮機能の悪化と収縮不全の傾向が示されたラットにおいて、パッションフルーツ種子エキスが左心室収縮機能や左心室壁運動を改善させる効果があることを発表した。

[2014年11月1日 第21回日本未病システム学会総会(大阪)]
『パッションフルーツ種子エキスが高脂血症モデルラットの虚血再灌流障害を改善する可能性』

山形大学との共同研究で、高脂肪食長期経口投与ラットの心臓において、パッションフルーツ種子エキスが虚血再灌流障害を軽減することを発表した。

[2014年10月4日 第36回日本臨床栄養学会総会・第35回日本臨床栄養協会総会・第12回大連合大会(東京)]
『「ウイダーウエイトダウンプロテイン」長期摂取による成人男性の減量効果』

成人男性における「ウイダーウエイトダウンプロテイン」の3ヶ月間摂取が抗肥満効果を示すことを発表した。

[2014年10月2日 第48回日本味と匂学会大会(静岡)]
『食経験や味刺激がもたらす味覚認知の変化 "Changes in the gustatory cortical areas in response to novel food and chemical stimulation"』

東京大学との共同研究で、マウスを用いた実験により、幼少期における食経験が大脳皮質での遺伝子発現やタンパク質発現にどのように影響するかを発表した。

[2014年9月25日 第56回歯科基礎医学会学術大会・総会(福岡)]
『カプサイシンの辛味認知およびそれに伴う自律神経系の活性化に関与する神経機構』

大阪大学との共同研究で、種々の味溶液を摂取した際の脳活動をfMRIにて検証し、トウガラシエキスを摂取した場合に他の溶液を摂取した場合と比較して島皮質の前方部にて強い賦活が認められることを発表した。

[2014年9月9日 第66回日本生物工学会大会(札幌)]
『Pseudomonas aeruginosa 由来二成分型フラビン依存性モノオキシゲナーゼを利用したジヒドロキシ芳香族化合物の位置選択的合成』

早稲田大学との共同研究で、Pseudomonas aeruginosa由来4-ヒドロキシフェニル酢酸モノオキシゲナーゼHpaBCの遺伝子を発現させた大腸菌を生体触媒とすることでレスベラトロールからピセアタンノールが合成できることを発表した。

[2014年7月12日 第32回日本美容皮膚科学会総会・学術大会(浦安)]
『コラーゲンペプチドの爪改善効果』

東京工科大学との共同研究で、豚コラーゲンペプチド12週間経口摂取による爪への効果を検討し、豚コラーゲンペプチドの摂取によって爪荒れが改善することを発表した。

[2014年6月6日 第14回日本抗加齢医学会総会(大阪)]
『Piceatannolの経口吸収性とSIRT1発現誘導作用』

新潟工科大学との共同研究で、ラットを用いた実験により、ピセアタンノールは類似化合物であるレスベラトロールに比べて未変化体の吸収性が2倍高いこと、およびヒト単核球細胞株THP-1において長寿遺伝子SIRT1誘導効果があることを発表した。

[2014年5月30日 第68回日本栄養・食糧学会大会(札幌)]
『ラットにおけるピセアタンノールの吸収と代謝物』

新潟工科大学との共同研究で、ピセアタンノールがヒト末しょう血単核球での抗炎症作用を示すこと、さらにピセアタンノールの主要代謝物イソラポンチゲニンにより強い作用があることを発表した。

[2014年5月30日 第68回日本栄養・食糧学会大会(札幌)]
『コラーゲンペプチド経口摂取による皮膚組織への作用』

ラットの背部皮膚において、単位皮膚面積あたりの組織湿重量や皮膚に含まれるヒドロキシプロリン等のアミノ酸含量が、カゼイン摂取と比較しコラーゲンペプチド摂取で増加傾向にあることを発表した。

[2014年5月30日 第68回日本栄養・食糧学会大会(札幌)]
『ピセアタンノールによる長寿遺伝子SIRT1誘導効果』

ピセアタンノールが、ヒト単核球細胞株THP-1において長寿遺伝子SIRT1の発現を増加させる効果があることを発表した。

[2014年5月16日 高分子学会14-1 NMR研究会(東京)]
『カテキン誘導体の構造活性相関の検討』

有機化学合成手法によりエピガロカテキンガレートの誘導体を各種合成し、抗酸化活性、ACE阻害活性、抱合反応性などから構造活性相関を解析し、その結果を発表した。

[2014年2月27日 第29回日本静脈経腸栄養学会学術集会(神戸)]
『ココアの医療や介護の場での利用』

ココアの医療や介護の場での使用状況を調べ、その使用目的およびココアに対する評価や要望を調査した結果、排便ケア、褥瘡改善、経管栄養時のミネラル補給、濃厚流動食の風味改善などを目的に用いられている場合が多いことを発表した。

[2013年11月12日 第52回NMR討論会(金沢)]
『カテキン誘導体の水溶性向上効果の検討』

種々の難水溶性ポリフェノールの水溶性向上に対する各種カテキン誘導体の効果を検討し、ガレート基が重要であることを発表した。

[2013年10月26日 第52回日本栄養・食糧学会近畿支部大会(滋賀)]
『ココアの計算能力向上効果』

中学2年生、3年生を対象にした加算計算試験を行った。計算時にココアを摂取すると、回答数および正答数が有意に向上することが確認された。

[2013年9月3-5日 第52回日本油化学会年会(仙台)]
『カカオポリフェノールは四塩化炭素投与によるラット腎臓の酸化障害を抑制する』

東北大学との共同研究。四塩化炭素投与による酸化ストレスに対し、肝臓、腎臓がダメージを受け易いと考えられていたが、特に腎臓に対しその影響が強いことを発見し、カカオポリフェノールがその抑制に有効であることを見出した。

[2013年6月6日 7th World Congress on Polyphenols Applications (ドイツ)]
『BIOAVAILABILITY OF PICEATNNOL IN RATS: COMPARISON WITH RESVERATROL』
『DISTRIBUTION AND CONTENT OF PICEATANNOL IN PASSION FRUIT (GENUS Passiflora)』

ラットにおける経口投与実験において、ピセアタンノールがレスベラトロールよりも未変化体の体内吸収性が2倍高いことや、パッションフルーツの品種や部位におけるピセアタンノールの含有量の検討結果を発表した。

[2013年5月24日 第67回日本栄養・食糧学会大会(名古屋)]
『パッションフルーツ種子エキス(ピセアタンノール)の基礎研究(1)~(5)』

パッションフルーツ種子エキスに関して、安全性試験の結果や有効成分であるピセアタンノールの経口吸収性、血管内皮細胞におけるeNOS(一酸化窒素合成酵素)の発現誘導効果、糖尿病および肥満モデルマウスにおける血糖降下作用、表皮細胞におけるUVBダメージに対する保護作用など、5演題を(一部大学との共同研究)発表した。

『コラーゲン合成に及ぼす各種ペプチドの影響』

老化モデルラット(低タンパク飼料摂取ラット)におけるコラーゲン合成実験で、コラーゲンペプチドの経口投与とカゼインペプチド、大豆ペプチド、乳タンパク質の経口投与を比較し、コラーゲンペプチドが最も優れていることを発表した。

[2013年5月11日 13th International Conference of FFC (KYOTO)]
『The potential benefits of piceatannol and passion fruit (Passiflora edulis) seed extract in blood vessels and blood flow』
『Passion fruit seed extract and piceatannol suppress blood glucose levels in diabetic and obese model mice』

パッションフルーツ種子エキスおよびピセアタンノールについて、ヒトでの血管弾性度の改善効果やマウスおける血糖降下作用を発表した。

[2013年5月 ACS Symposium series, "Tropical and Subtropical Fruits: Flavors, Color, and Health Benefits"]
『Seeking a New Anti-Skin-Aging Material: Piceatannol and Its Derivatives from Passion Fruit (Passiflora edulis) Seed』

弘前大学との共同研究で、皮膚に対する新規アンチエイジング素材としてパッションフルーツ種子由来のピセアタンノールの効果を示した。

[2013年3月25-27日 日本農芸化学会大会(仙台)]
『乾熱処理小麦粉による小麦粉/水、およびオイル懸濁液の示すアミログラフ粘度変化(室温)について』

神戸女子大学と共同で、研究乾熱処理を施した小麦粉の水及びオイル中における相互作用をこれらを加熱することによって起こる粘度変化の影響をまとめた。

[2012年12月8日 第156回日本体力医学会関東地方会(東京)]
『食品がWarm-up効果の持続性に及ぼす影響について』

足利工業大学との共同研究。カカオ由来のポリフェノールをWarm-up前に摂取することで、体温維持や運動機能向上維持に効果が見られ、Warm-up効果の持続性が確認された。

[2012年11月14日 The Society for free radical Biology and Medicine's 19th Annual Meeting (San Diego)]
『The effect of Passion Fruit seeds extract that contains piceatannol』
『Effect of Long-term Treatment of Piceatnnol on eNOS in Cultured endothelial Cell』

パッションフルーツ種子に含まれるピセアタンノールの初めてのヒトでのアンチエイジング効果、および培養細胞においてピセアタンノールが血管老化予防に重要な一酸化窒素合成酵素(eNOS)をレスベラトロールより強く増加させる効果について発表した。

[2012年11月8-10日 第51回NMR討論会(名古屋)]
『エピガロカテキンガレート(EGCg)誘導体の合成とNMRによる構造解析』

3種の新規エピガロカテキンガレート(EGCg)誘導体を合成し、各種生理活性測定やNMRによる構造解析を行うことで、その構造と活性との相関について報告した。

[2012年10月27日 第19回日本システム未病学会学術総会(金沢)]
『心筋虚血再灌流傷害に対するピセアタンノールの保護効果』
『レスベラトロールとピセアタンノールの血管弛緩作用の相違』

山形大学と共同で、パッションフルーツ種子に含まれるピセアタンノールの心筋での虚血再灌流障害への保護効果やレスベラトロールとの血管弛緩作用の比較結果を発表した。

[2012年10月22日 KEYSTONE SYMPOSIA on Molecular and Cellular Biology -Aging and Diseases of Aging- (Tokyo)]
『Piceatannol is more effective than resveratrol on eNOS up-regulation in the human endothelial cells』

ピセアタンノールは血管老化の予防に関与している一酸化窒素合成酵素(eNOS)を増加させるとともに、その作用がレスベラトロールよりも強いことを発表した。

[2012年9月18-21日 第35回日本神経科学大会(名古屋)]
『カプサイシンによって惹起される島皮質味覚野-自律機能関連領野間のθリズム同期化現象』

大阪大学と共同で、マウスの脳におけるカプサイシン受容体を介した刺激が脳の神経活動に与える影響について発表した。

[2012年7月28日 2012 International Congress on Natural Products Research (New York City)]
『HUMAN OSTEOSARCOMA PROLIFERATION INHIBITORS FROM ROYAL JELLY』

徳島文理大学と共同で、ロイヤルゼリーに含まれるadenosineやAMP およびそれらのN1-oxide体がヒト骨肉腫由来MG63培養細胞の細胞周期やサイクリン発現に及ぼす影響について発表した。

[2012年7月28日 日本運動生理学会大会(筑波)]
『タンパク質摂取による血中アミノ酸濃度の推移』

筑波大学と共同で、ヒトにおけるタンパク質摂取後の血中アミノ酸の濃度推移について発表した。

『持久性運動前の糖質ゼリー飲料摂取が血中グルコースおよび主観的疲労度に及ぼす影響』

立命館大学と共同で、長時間運動直前に糖質を摂取することにより運動中の血中グルコース濃度を維持することができ、運動後半における主観的疲労度が減少することを発表した。

[2012年6月7日 6th World Congress on Polyphenols (Paris)]
『PROTECTIVE EFFECTS OF PICEATANNOL FORM PASSION FRUIT(Passiflora edulis) SEEDS IN UVB-IRRADIATED KERATINOCYTES』

パッションフルーツ種子に含まれるピセアタンノールは培養表皮角化細胞内のGSHを誘導することでUVBによる活性酸素種を消去し、間接的に線維芽細胞のMMP1活性を抑制できることを発表した。

[2012年6月5日 東京大学ILSI Japan寄付講座「機能性食品ゲノミクス」Ⅱ期研究成果シンポジウム(東京)]
『シンポジウム:『離乳期マウスの食刺激による大脳皮質の活性化』』

東京大学と共同で、母乳から固形食へ食環境が変化する離乳期に着目し、離乳期マウスの食経験に応答する大脳皮質でのタンパク質変動について発表した。

[2012年3月28日 日本薬学会第132年会(札幌)]
『パッションフルーツ種子由来Piceatannolの皮膚老化抑制作用』

パッションフルーツ種子に含まれるピセアタンノールの培養細胞における光老化予防効果について発表した。

[2012年3月22-26日 2012年日本農芸化学会(京都)]
『脳味覚野・体性感覚野におけるSNAP25遺伝子発現の離乳マウスにおける経時的変化』

東京大学と共同で、離乳後のマウス育成過程におけるSNAP25タンパク質およびmRNAの発現を経時的に観察し、食経験による脳の変化について発表した。

『ショ糖脂肪酸エステルを用いた乾熱処理小麦デンプン粒表面疎水化の定量について』

神戸女子大学と共同研究で、乾熱処理によってデンプン粒表面が疎水化し、ケーキ類の膨らみが向上することが知られている。疎水化の程度を定量的に捉えるために、種々の時間乾熱処理したデンプン粒表面にショ糖脂肪酸エステルを吸着させた。吸着したショ糖量を測定する方法で疎水化の定量方法を確立した。

[2012年3月14-16日 第85回日本薬理学会年会(京都)]
『Protective effect of piceatannol on a myocardial ischemia-reperfusion injury』

山形大学と共同で、パッションフルーツ種子に含まれるピセアタンノールの抗酸化活性に起因した心筋の虚血再灌流障害への保護効果について発表した。

[2011年11月20-23日 International Conference on Food Factors (Taipei)]
『The anti-oxidative capacities and absorption rate of various methylated EGCG derivatives』

エピガロカテキンガレート(EGCg)の各種メチル化体を合成し、抗酸化活性および小腸吸収性を比較した結果を発表した(本大会においてポスターアワード受賞)。

『Isolation and Structure elucidation of Antioxidative Compounds from Chrysanthemum morifolium』

食用菊のうち赤紫色品種である延命楽に注目し、可食部に含まれる抗酸化成分について網羅的に精製し構造決定した結果を発表した。

『Synthesis and Biological activity of (-)-Epigallocatechin-3-O-gallate (EGCg) Derivatives.』

エピガロカテキンガレート(EGCg)にジメチルアリル基を導入した誘導体を合成し、DPPAラジカル消去活性、SOD様活性およびアンジオテンシン変換酵素(ACE)阻害活性を検討し、その構造と活性との相関について発表した。

[2011年10月15日 日本農芸化学会関東支部大会(東京)]
『集中力を高める和漢植物とアミノ酸の組み合わせ』

薬日本堂、太陽化学との共同研究。和漢植物と茶に多く含まれるアミノ酸(L-テアニン)を配合した飲料を用いて、その集中力に与える影響を検証した。脳波と課題正答率を測定した結果、和漢植物とテアニンを含む飲料は水よりも有意に集中力を維持する効果がみられた。

[2011年11月12日 基礎科学をもとにしたCo-Medical研究会(山形)]
『心筋虚血再灌流障害におけるピセアタンノールの心機能改善作用』

山形大学と共同で、パッションフルーツ種子に含まれるピセアタンノールがラット心臓の虚血再灌流障害において心機能回復作用があることを発表した。

『冠血管を拡張するパッションフルーツ種子抽出物成分』

山形大学と共同で、パッションフルーツ種子に含まれるピセアタンノールの二量体であるスキルプシンBがラット心臓を用いた実験で心拍数などの心臓機能に影響を与えることなく濃度依存的に冠灌流量を増加させる作用があることを発表した。

[2011年10月16‐19日 Starch Round Table, America Association of Cereal Chemistry International Conference (California)]
『New procedures for determination of the hydrophobicity of wheat starch granules』

神戸女子大学と共同研究で、疎水的な性質を持つ乾熱処理小麦デンプンの疎水化の程度を数値化することに成功した。

[2011年9月9-11日 日本食品科学工学会第58回大会(仙台)]
『アルコール含有液体飼料によるラット脂肪肝形成とその抑制成分カカオポリフェノール』

東北大学との共同研究。アルコール摂取による脂肪肝生成時の酸化ストレスをカカオポリフェノールが軽減し、脂肪肝生成の抑制効果が認められた。

[2011年8月25-26日 第19回日本運動生理学会大会(徳島)]
『EMR(酵素処理ルチン)の摂取が協働筋切除による筋肥大モデルマウスに与える影響』

抗酸化および抗炎症物質であるEMRの摂取が、協働筋切除の有無に限らず、マウスの筋線維横断面積、最短直径を増大し、筋肥大を促すことを明らかにした。またEMR配合ホエイプロテインの摂取においても筋肥大を促すことを明らかにした。

『EMR(酵素処理ルチン)配合プロテインの摂取がレジスタンス運動後のホルモンの分泌動態および筋機能の回復に及ぼす影響』

EMR配合ホエイプロテインの摂取がレジスタンス運動に伴うフリーテストステロンおよびインスリン分泌応答を亢進することを見出した。

[2011年7月9日 日本農芸化学会関東支部2011年度第1回支部例会(東京)]
『多糖類を用いたゲル状食品の食感開発』

ジェランガムのゲル化挙動と構造形成に対して、冷却速度は異なった様式で影響を与え、その影響はカルシウム濃度により異なることを紹介。差別性のある新食感ゲル状食品の開発に役立てる。

[2011年3月25-28日 日本農芸化学会2011年度大会(京都)]
『離乳マウスの脳体性感覚野におけるSNAP25発現の経時変化』

マウスの成育過程において、食に関連する脳領域でのタンパク質変動を解析したところ、SNAP25タンパク質が離乳後の時期から上昇することを見出し、生育に伴う脳内SNAP25の変動を追跡することができた。

[2011年3月22日 第84回日本薬理学会年会]
『ラット灌流心臓に対するパッションフルーツ種子ポリフェノールの作用 “Effect of passion fruit seed polyphenols on rat perfused heart”』
『パッションフルーツ種子に含まれるポリフェノール成分の冠循環改善作用』

パッションフルーツ種子に含まれるポリフェノールについて、ラットの冠灌流量を検討した。その結果、パッションフルーツ種子に含まれるピセアタンノールよりも、ポリフェノールX(未同定)に、冠灌流量を増加させ、心機能に影響を与えることなく冠動脈を拡張させる効果があることが分かった。

[2010年12月13-17日 Neuroscience 2010 (San Diego)]
『Electrophysiological properties of capsaicin-induced currents in layer II/III and layer V pyramidal cells of the insular cortex.』

味の情報処理に関与する大脳皮質島皮質に発現しているTRPV1受容体について、島皮質2/3層と5層の錐体細胞でのTRPV1受容体の反応性の違いを明らかにした。

[2010年11月13日 第17回日本未病システム学会学術総会]
『パッションフルーツ種子に含まれるポリフェノール成分の冠循環改善作用』

パッションフルーツ種子に含まれるポリフェノールについて、ラットの冠灌流量を検討した。その結果、パッションフルーツ種子に含まれるピセアタンノールよりも、ポリフェノールX(未同定)に、冠灌流量を増加させ、心機能に影響を与えることなく冠動脈を拡張させる効果があることが分かった。

[2010年11月7-9日 第58回日本ウイルス学会学術集会(徳島)]
『新型インフルエンザウイルスワクチン接種時のココア飲用による免疫賦活効果-ヒト臨床試験結果-』

大阪府立公衆衛生研究所、埼玉医科大学との共同研究。インフルエンザワクチン接種時にココアを飲用していると免疫賦活効果が認められ、ワクチンの抗インフルエンザウイルス効果を高めることが期待できる。

[2010年8月7日 第14回北日本看護学会学術集会(山形)]
『パッションフルーツ種子成分の冠血管および心臓に対する作用』

パッションフルーツ種子の分画濃縮エキス(ピセアタンノール78%含有)は、心拍数・心筋収縮力に影響することなく、冠動脈拡張させる効果があった。

[2010年5月21日 第21回食品ハイドロコロイドシンポジウム(東京)]
『デザートゼリー』

冷却速度によるジェランガムのゲル化挙動の違い、糖の種類と添加タイミングによるκ-カラギーナンとローカストビーンガムの混合ゲルの物性の違いを紹介。

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