2030ビジョンについて
2021年、森永製菓グループは持続可能な
社会の実現に貢献しつつ中長期的に企業価値を
高めていくため、2030 年に向けた長期経営計画
「2030 経営計画」を策定しました。
ここでは、その軸となる
「2030 ビジョン」や方針をご紹介します。
2030ビジョンとは?
森永製菓では、2030年に目指す姿として「2030ビジョン」を定めています。このビジョンの中では、当社が定義する「ウェルネス」を提供する「ウェルネスカンパニー」への生まれ変わりを掲げています。
120余年の歴史で培った信頼と技術を進化させることで、お客様や従業員、社会など、関わるすべての方々に、心と体、そして環境からなる「3つの健康価値」を提供し続ける企業になることを目指して、あらゆる世代のウェルネスライフをサポートしていきます。
森永製菓グループは
2030年にウェルネスカンパニーへ
生まれ変わります
120年の歴史の中で培った信頼と技術を進化させ
世界のあらゆる世代のウェルネスライフをサポートしていきます

ウェルネスカンパニーとは?
当社が定義する「ウェルネス」とは、“いきいきとした心・体・環境を基盤にして、豊かで輝く人生を追求・実現している状態”です。
「2030ビジョン」の策定以前から、社内では“ウェルネス”というフレーズを使っていましたが、
当時は「inゼリー」や「inバー」といった体の健康という意味合いが強く、“ウェルネス”本来が持つ意味とは異なっていました。
「2030ビジョン」の策定にあたり、「体のみならず心や環境の健康についても、全社をあげて取り組んでいこう」と想いを新たにし、
「ウェルネス」という言葉の意味を再定義しました。
例えば、菓子や食品がもたらす心理的な感覚(楽しい、ワクワクするなど)についての研究(感性研究)にも積極的に取り組んでいることは、
まさに“心の健康”への向きあい方の一つだと言えます。
2030ビジョンの具体的な内容
2030ビジョンは「基本的な考え方」と「基本的な方針」からなる2つの柱で成り立っています。ここではその2つを紹介します。
2030ビジョンの基本的な考え方
- ●「心の健康」と「体の健康」の観点から、当社の成長と市場創造が期待できる事業へ経営資源を集中
- ●安定的に成長投資を創出するべく、踏み込んだ構造改革の実行
- ●事業戦略を強力に推進するための経営基盤づくり
- ●これらの実現に向けた、従業員がいきいきと活躍できる仕組みづくり
2030ビジョンの基本的な方針
方針01…事業ポートフォリオの転換と構造改革による収益力の向上
方針02…事業戦略と連動した経営基盤の構築
方針03…ダイバーシティ&インクルージョンの推進
事業ポートフォリオの転換と
構造改革による収益力の向上

重点領域への経営資源集中
高い収益性、成長性が見込める事業として、「in事業(「inゼリー」をはじめとする「in」ブランドを中心とする事業)」「冷菓事業」「通販事業」「米国事業」の4つを選定し、これらを「重点領域」と定めています。これら「重点領域」へ経営資源(ヒト・モノ・カネ・情報)を集中させることよって、グループの成長を牽引していきます。
安定的なキャッシュ創出
安定した経営資源を創出するためにも、数々の人気ブランドを有する「菓子事業」と「食品事業」は、さらなる売上拡大と収益力向上を目指す「基盤領域」と定めています。
探索・研究領域の取組み
また、「2030ビジョン」で掲げる“ウェルネス”を軸としたビジネスモデルの創造や商品開発を総称して「探索・研究領域」と定め、次世代を担う新事業の育成を目指していきます。
構造改革による収益力向上
様々な経営リスクに備えるべく、生産、物流、販売など機能部門を中心に、全社的な構造改革を実行していきます。収益力のさらなる底上げに取り組むことで、「重点領域」へのさらなる経営資源の集中を実現します。
事業戦略と連動した
経営基盤の構築

経営資源を最大限活用
「2030ビジョン」の実現に向けた事業戦略と連動して、人材や技術、キャッシュ、デジタルといった、経営に不可欠なリソース(資源)を最大限に活かし、経営基盤をより強固なものにしていきます。
ダイバーシティ&インクルージョンの推進

誰もが集い、活躍し、学べる場所へ
また、ビジョンの実現に欠かせない「人の力」を最大化するべく、「一人ひとりの個を活かす」という考えのもと、ダイバーシティ&インクルージョンを推進することで、様々な背景を持つ人が集まり、協働し、活躍できる環境・風土を作ります。また、そうした取り組みを通じ、社会課題の解決につながる新しい価値(イノベーション)を創出できる場を作ります。