キャリア支援・教育研修
森永製菓では、環境変化に柔軟に適応し、
自ら学び高めていくキャリア観を大切にしています。
本ページでは、キャリア形成を支援する
研修制度や成長を後押しする環境、
「キャリア自律」に対する私たちの考え方をご紹介します。
自分らしいキャリアを描き、可能性を広げる一歩を、
森永製菓で踏み出してみませんか?
森永製菓が大切にする「キャリア自律」について
森永製菓では、「キャリア自律(プロティアン・キャリア)」の考え方を導入し、様々な取り組みを行っています。
例えば、「自らのありたい姿を描く機会が大切である」との考えのもと、年1回のキャリアデザイン面談を実施しています。この面談では、まずそれぞれの価値観を振り返ったうえで、今後蓄積したいキャリア資本(ビジネス資本、社会関係資本、経済資本)を上司とともに考え、主体的にさまざまな学びに取り組めるよう、「OJT(on the job training)」「OFF-JT(off the job training)」「自己啓発(self-development)」の内容を考えていきます。

組織に依存せず、「キャリアは自らが切り拓く」という当事者意識 (キャリアオーナーシップ)を持ち、
環境変化に応じて変幻自在に自身を変え、自ら学び高めていくキャリア観(プロティアン・キャリア) のことです。
「Will・Can・Mustの3つが重なる領域」を
広げていくことが、
「キャリア自律」が目指す方向です。
そのためにも、自身の
Will・Can・Mustを把握し、
言語化することが大切だと、
私たちは考えています。
会社や事業の発展は、社員一人ひとりの成長とともにあるからこそ、会社と社員が「対等」かつ「Win-Winの関係」でいることが大切だと考えています。
会社と社員の「対等」かつ「Win-Winの関係」の中で、社員一人ひとりが自律した強い個となることが必要です。

「キャリア自律」において目指す状態
ビジネスパーソンへ成長するために
森永製菓の人材育成は、入社前の内定者学習からスタートします。e-ラーニングを活用し、ビジネスパーソンとしての基礎知識を半年かけて効率的に学びます。入社後はOFF-JTとして、約1ヵ月間の新入社員研修を実施し、基本的なビジネスマナー、仕事の進め方、ビジネスマインド、森永製菓についての歴史や知識を学ぶとともに、工場実習、販売実習、店舗実習などを通して実際の現場を体験します。
新入社員がスムーズに職場に溶け込み、活躍するための知識・スキル・スタンスを学び、ビジネスパーソンへと成長していただきます。

学校を卒業し社会人になってからの3年間は、会社生活の中でも最も成長が期待できる時期です。森永製菓では、入社から3年間を“ビジネスマンとしての基礎を固める期間”と設定し、特に力を入れて育成を行っています。
例えば、新入社員研修を終えた後は、配属された職場で1年間、OJTトレーナーによる指導のもと日常的にフォローをします。また、1年に1回はOFF-JTとして集合研修と人事によるキャリア面談を実施するなど、人事・人材育成部門が若手人材の育成をスキル・マインド・キャリアと多面的に支援します。3年間で、自ら考え行動できる「自律型人材」への成長を目指します。
研修各種
- 01
- 階層別研修
会社における組織上の役割期待に応じて、スキル面、意識面、行動面でのさらなる向上のため、等級や職位毎に研修を実施しています。
※研修例...新入社員研修、2年目フォロー研修、3年目セルフマネネジメント研修、5年目研修など
- 02
- テーマ別研修
経営課題や各事業における課題を中心に、テーマ別の研修を実施しています。
※研修例...キャリア関連ワークショップ、ストレスマネジメント研修、ダイバーシティ研修など
- 03
- 語学研修
グローバル化に対応した人材育成を目指し、TOEIC受験料の全額補助(年1回)をはじめ、語学通学やe-ラーニング受講サポートなど社員の語学力向上を支援しています。
- 04
- 自己啓発研修
200講座を超える通信教育やeラーニング、会社主催の課題別研修、外部セミナーの受講支援など、自由選択型の研修として、社員一人ひとりの課題テーマに合わせた、社員の学ぶ意欲を支援する様々なプログラムを用意しています。
- 05
- 部門別研修
営業部門、マーケティング部門、研究開発部門、生産部門など各部門において、業務に必要な専門的知識やスキルを高めるための教育研修を行っています。

キャリア支援策
- 01
- 社員一人ひとりに合わせた能力開発
従業員の能力のベースアップを効果的に行うべく、「人材育成プログラム」を導入し、個々の強みや成長課題を明確にしたうえで育成のPDCAサイクルを現場で実践。社員それぞれに合った能力開発を行っています。
- 02
- 学びのプラットフォームの導入
社員が自発的に学びの情報にアクセスできるよう、全社の学びの情報を集約した専用ページ「CO-MORI CAMPUS」を23年10月に立ち上げました。ここでは、公募型研修や通信教育、語学研修などの学びの情報にストレスなくアクセスできるほか、社員や部署が自主的に企画した勉強会やセミナーへの参加を申し込むことができます。また、社員が自発的に勉強会やセミナーを企画し、社員に対して知識や情報を提供することも可能で、相互に学びあう風土醸成を目指しています。
- 03
- キャリアデザインシート
一人ひとりが「大切にしている価値観」を振り返った上で、自分の適性・関心・キャリア像について改めて言語化します。キャリアデザインシート作成後は、上長との面談を実施し、自身に必要なキャリア資本をどのように蓄積していくか本人と上司で一緒に考えます。
- 04
- 異動希望PR申告
従業員のキャリア自律促進のため、異動を希望する部署・職種に関して、より詳細に意思表明を伝えられる機会として 「異動希望PR申告」を設けています。
- 05
- 社内公募
従業員のキャリア自律促進と社内での新たな挑戦を支援するために、社内公募制度を導入しています。この制度により、自らのスキルや経験を活かした幅広い活躍が可能となります。
- 06
- キャリア相談室
キャリアに関するよろず相談窓口です。キャリアに関して、「自分の考えを整理したい」「言語化するための支援をしてほしい」などの思いがある方に向けて、社内のキャリアコンサルタント資格保有者が相談に応じます。

学びのプラットフォーム
CO-MORI CAMPUS
(コモリキャンパス)とは?
様々な知を融合し掛け合わせることでイノベーションの創出につなげるとともに、それぞれが強い個となりキャリア自律へ向けて飛び立つため、森永製菓グループ全社員に向けて用意された「学びのプラットフォーム」です。CO-MORI CAMPUSには、森永製菓グループの学びに関する多くの情報が一元管理されています。
過去セミナー例…研究員によるチョコレート講座/ビスケット講座、トレーニングラボ栄養士による栄養知識セミナーなど

キャリアモデル
森永製菓には、個々人の理想や実現したいことに向けて挑戦できるフィールドがあります。 ここでは、6名の社員のキャリアモデル例を紹介します。あくまで一例ですが、森永製菓で歩むキャリアの参考にしてください。
研究所から本社への異動を経験、
さらに研究所へ戻り育休&出産モデル
一つ一つの得意先と向き合いながら、
やがて全国規模の得意先を任されたモデル

- 1年目
- 中部支店配属
- 5年目
- 東京支社 営業2部へ異動
- 9年目
- 広域営業部 第一グループへ異動、現在に至る
入社時にもっていたのは、意気込みだけ。とにかく「何でもやってやる」と言わんばかりに様々なことへ全力で向き合いましたが、3年目に初めて担当を任された得意先での商談に大失敗してからは、目の前の仕事に集中するようになりました。その後、東京支社への異動後は、社内の重要な得意先を任されることに。初めは関係構築に苦戦しましたが、諦めずに向き合う中で徐々に結果を出すことができました。9年目にはかねてより希望していた広域営業部へ異動。全国展開する大手の得意先を前に悪戦苦闘しながら、営業として働く醍醐味を感じています。
グループ会社で製造を学び、
やがて本社で生産全体に関わるモデル

- 1年目
- 高崎森永株式会社 製造グループ配属
- 6年目
- 生産統括部 統括グループへ異動
- 8年目
- 生産統括部 生産技術グループへ異動、現在に至る
最初に配属されたのは、森永製菓のグループ会社である「高崎森永株式会社」の製造グループ。ビスケットやチョコレート、ハイチュウなどの製造現場でキャリアをスタートし、同期に恵まれ充実した社会人生活を送ると同時に、製造現場の大変さを学びました。
その後、高崎森永内で新製品開発の工場窓口や新ラインの立ち上げに携わり、自身の関わった製品が世の中に出る感動を味わいました。次第に様々なプロジェクトに関わるようになった11年目に、森永製菓本社へ戻ることに。生産統括部の統括グループで、KPI管理や原材料ロス削減に携わりました。現在は生産技術グループで新製品開発の生産本部窓口や生産拠点の検討に携わっています。
地方支店で営業の基礎を学び、
その学びを糧に全国規模の得意先を相手に活躍するモデル

- 1年目
- 広島支店配属
- 4年目
- 首都圏統括支店へ異動
- 7年目
- 広域営業部へ異動、現在に至る
最初の配属先である広島支店では、菓子・食品・健康の3部門の営業に携わりました。大切な得意先を任されたものの、「営業ってどうやればいいんだろう...?」と毎日不安だったことを覚えています。その後、周囲のサポートや研修を通じて仕事を学び、徐々に商談で数字を作る喜びを知りましたが、張り切りすぎてキャパオーバー。苦労はしましたが、自身の業務方法を見直すことができました。4年目に首都圏へ異動後は、慣れない東京での暮らしに悪戦苦闘しながらも、少しずつ自分が関わった企画で成功事例を出せるように。12年目からは全国規模の得意先を担当する広域営業部に配属となり、新人時代に憧れていた先輩方を目指して挑戦を続けています。
研究所で新商品に携わり、
新しいおいしさを創り出すモデル

- 1年目
- 研究所 菓子商品開発センター キャンディグループ配属
- 3年目
- 研究所 未来価値創造センター 第一グループ(キャンディ担当)へ異動
- 5年目
- 研究所 未来価値創造センター 第二グループ(冷菓担当)へ異動
- 7年目
- 研究所 未来価値創造センター 第一グループ(キャンディ担当)へ異動、現在に至る
1年目を振り返ると、不安だらけだったことを思い出します。ハイチュウや森永ミルクキャラメルなど、子どもの頃から親しんだ商品に携われる喜びを感じつつ、何もかもが分からなすぎて「もしかして、自分は迷惑を掛けているんじゃないだろうか」と感じていました。その後、少しずつ仕事の幅も増え、2年目には自身が携わった商品が発売されることに。「おいしい!」と喜んでもらえた感動は忘れることができません。3、4年目には、アイディアレベルから携わった商品の開発に着手。上手くいかないこともたくさんありましたが、自分で考えトライするやりがいを知りました。5年目には、同じ研究所内で冷菓に携わることに。分からないことも多く、自身でテーマを進めることに苦労しましたが、これまで知らなかった量産の難しさや機械の面白さを学ぶことができました。7年目の異動後は再びキャンディに携わり、気づけばグループ内でも2番目に長い年次の社員に。後輩を育てながら、自身でテーマを考え進めていく喜びを改めて感じています。
営業で悪戦苦闘した経験を活かして、
入社当時から希望していたマーケティングに携わるモデル

- 1年目
- 首都圏統括支店 東京支店配属
- 4年目
- 関東信越支店 長野地区担当へ異動
- 7年目
- 健康マーケティング部 ゼリーカテゴリー担当へ異動、現在に至る
入社時は気合十分。「たくさん学んで、いち早く一人前になってやる!」と意気込んでいました。そうしたやる気を評価していただけたのか、3年目には支店内でも重要な得意先を任していただくことに。並々ならぬ責任感とやりがいを持って業務にあたりましたが、そこはまだ入社3年目の若手。仕事の難しさや経験不足に阻まれ、上手く結果を出せずにもがきました。4年目には、関東信越支店の長野地区を担当することに。元々、地元が長野だったこともありモチベーションアップ!といきたかったのですが、一通りの業務を覚えた慣れによる成長実感の停滞と、それに反比例するように、果敢に挑戦する周囲の同期が華々しく見え、落ち込む毎日。
なんとか壁を超えるために、社内公募制度を通じ、入社以来の憧れだったinゼリーのマーケティングへ応募。見事合格し、夢中で仕事に取り組みました。正解がないマーケティングの世界で奥深さと難しさを味わっていますが、inゼリー、そして森永製菓への貢献を意識して、仕事と向き合っています。
入社間もない頃は、自身の意気込みが空回りすることも。その後、チームメンバーにも恵まれ、研究に没頭していた矢先、本社の開発担当に異動。それまで研究所での勤務経験しかなかったので、戸惑ったことを覚えています。研究所へ復帰後は、難しいテーマなども担当させていただき、充実した研究者人生を歩んでいます。
私生活では、結婚、出産を経験し、育休では人生においてかけがえのない時間を過ごすことができました。その後復帰し、それまで未経験だったビスケットに携わることに。まだ子どもが小さく突発的な休みも多いですが、チームメンバーに助けられながら、日々充実した生活を送っています!