INTERVIEWS 04
営業本部 東京支社
営業2部

現場で発掘した視点を、
新たな価値への道筋に。

学生時代は教育学部社会学科に所属し、アニメや音響の歴史を通して文化が人々に与える影響やその変遷を探る研究を行っていた。大学から始めたラクロスにも熱中し、1部リーグでの躍進を目指して部活動に励む。就職活動では幅広い業界を見ていたが、「人を楽しませる事ができる商品」に魅力を感じ菓子メーカーに惹かれるように。森永製菓を選んだのは、「ロングセラーブランドが多く、世代を超えた幅広いお客様へ価値を伝える事ができる点」に魅力を感じたからだという。

現場での気づきを次の提案に

私が所属する東京支社営業2部は、首都圏を中心としたスーパーマーケットやディスカウントストアなどの小売店を主なお得意先様としています。営業活動は本部商談と店舗での現場対応の大きく2つに分かれます。本部商談では、バイヤーに対し新商品や催事に合わせた商品提案、販促プラン提案をしています。一方で、現場となる店舗では商品がどのように陳列され、どのようにお客様が受け入れてくださるかを確認し、時には陳列作業にも参加しながら現場の状況を分析していきます。どうすればお客様に興味を持ってもらうことができる展開になるのか、どのようなお客様が商品を手に取ってくれたのか、お客様はどんな動線で商品を見るのかなど、現場だからこそ知ることができる情報は多く、そこでの発見から次の仕事のアイディアが生まれたことも多々あります。
また、インバウンドに強い店舗では外国人観光客に向けた訴求をする一方で、高所得層をターゲットにした店舗では高付加価値の商品をいかに効果的にアピールするかを考えるといった具合に、場所によって行うべき訴求も異なります。現場の特性に合わせて、森永製菓の商品が持つ価値を伝わりやすくし、「お客様と商品との接点を作ること」が営業の重要な役割です。

目標に向けて、準備を重ねていく

営業の仕事に携わる中で常に感じるのが、「調整役である醍醐味」です。お得意先様からの課題は多岐にわたり、時には解決が難しい内容も含まれます。そのため、いかにして課題を解決するか、お得意先様からヒアリングした内容をただ鵜吞みにするだけでなく、その裏にある本質を捉える事ができるように意識しています。こうした対応は決して簡単ではありませんが、何でも相談できる上司と、課題を共有しアイディアを出し合うことのできるチームメンバーのおかげで、何とか乗り越えることができています。年次の高い方から知恵をお借りすることはもちろん、時には自分より年次の低い若手社員に相談をすることもあり、年齢問わず闊達なコミュニケーションをとることができる社風には感謝しています。
仕事の中でやりがいを感じるのは、お得意先様に提案が受け入れられ、売上に結びついたときです。以前、とあるお得意先様で「甘酒の売上を伸ばすための販促計画」を提案したことがあります。市場実績や顧客分析を基に提案を行い、アイディアが採用され実施に至り、無事に結果を残せた際は大きな達成感がありました。学生時代の部活動と同じように、目標に向けてチームで準備をして、しっかりと結果が出た瞬間が私にとってのやりがいです。

守りながら、新しい価値を探る

パイオニアという言葉には、「新しい領域への挑戦」というイメージが強いですが、私が森永製菓に感じているのは、「伝統は守りつつ、その上で新しい需要を創造する姿勢」です。たとえば、ロングセラー商品であるinゼリーをインバウンド向けに展開する際には、外国人観光客が多く来店する店舗でハイチュウの桃フレーバーをまとめ買いしているお客様が多いことに着目し、inゼリーフルーツ食感〈もも〉を押し出す売り場づくりにより売上を前月から400%以上伸長させる事ができました。これは現場での気づきを基に提案したからこそ、新しい需要を獲得することにつながったと感じています。
こうした商品価値を新しく創造することができるのは、ハイチュウやinゼリーなどいくつもの商品を製造・販売してきた長い歴史を持ち、なおかつ長期目線で市況を見られる森永製菓ならではの強みだと思います。

私が思う「就職先として見た際の、森永製菓の良いところ」

真面目な方が多い会社だと思いますが、だからといって仕事だけに生きているのではなく、むしろ皆さん充実した生活を送っている印象です。それは、休暇制度やテレワーク制度が整っており、さらにそれらを活用しやすい雰囲気があるからではないでしょうか。生活に合わせて働き方を調整できるからこそ、メリハリをつけて仕事に取り組むことができるのです。私たちが扱うのは生活に密着した食品です。だからこそ、一人の生活者として、お菓子を食べたり、トレンドのカフェに行ったりする中で得られるヒントが営業の提案につながることもあります。