SCM(サプライチェーンマネジメント)グループ
第二担当
サプライチェーン全体を動かし、
安定供給と
コスト最適化を実現する。

和菓子屋の実家で育つ中、幼少期に初めて口にした洋菓子がチョコボールだった。その時、味わったことのないおいしさに感動し、以来、森永製菓の大ファンに。大学院では食機能保全科学科を専攻し、レジスタントスターチの研究に取り組むも、研究職以外の職種での就職を希望し、大ファンの森永製菓を志望。さらに選考過程で「人を大切にする会社」という雰囲気を強く感じたことも決め手となり、入社に至った。
やりがいは、計画がピタリとハマった時
新入社員研修中の部署紹介の際に、「ルートや配送効率を自分で考えて、その計画がピタリとハマった時がやりがいを感じる」と聞き、物流部の仕事に興味を持ちました。初期配属の営業部での経験を経て、5年目に念願だった物流部に異動。現在は物流部SCMグループに所属しています。そのミッションは、生産計画から全国各地への商品配送まで、森永製菓の商品が「必要な時に必要な量だけ」店頭へ届く仕組みを設計管理することです。その中でも私は主に全国の「需給計画」と、東北・九州エリアへの配送を担うエリア担当を兼務しています。
生産計画をもとに、日々の各商品の生産数量を把握し、どこにどれだけ運ぶかを整理。さらに各セールスから販売計画を吸い上げ、「いつまでにどの商品が何ケース必要か」を把握したうえで、配送効率も考慮し、各エリアに商品を運んでいきます。自分が立てた計画が滞りなく実行され、森永製菓の商品が途切れることなく店頭に並んでいるのを見ると、大きな達成感を感じます。同時に、サプライチェーン全体を動かしている実感が得られることにも大きなやりがいを感じています。

イレギュラー発生時に問われる迅速な対応力
物流の仕事の難しさは、天候不順に伴う交通トラブルや急な需給変動などで、計画通りに進まないことがある点です。イレギュラーが発生するたびに、計画の立て直しが迫られます。平均日販を念頭に置きながら、どのタイミングでどれくらい増産、または減産するかを判断し、想定を超えた際には、ある地域から別の地域に商品を異動させることで対応する等、頭の中でいくつものパズルを同時に動かしながら、最適解を導き出すのはまさに知恵の勝負。苦労の末に安定供給を果たせた時は、すべてのパズルがピタリとハマったような快感を覚えます。理系出身ならではかもしれませんが、パズルが複雑であればあるほど面白く、挑みがいがあります(笑)。
これまでに最も難しい対応を迫られたのは、一時的にパソコンが使用不可能となり、出荷数量や生産計画のコントロールがすべて不能になった時でした。復旧を待つ余裕もなく、急遽、手書きの指示書をファックスで各物流センターに送って対応しました。そうした対応ができたのは、私をはじめ物流に関わるメンバー皆の頭の中で、「今、どのように商品が動いているのか」といった情報が共有できていたからこそ。改めて森永製菓の物流SCM体制の強さを実感した出来事でした。

モーダルシフトへの挑戦
物流部全体として現在、「モーダルシフト」の推進に取り組んでいます。従来はトラック輸送が中心でしたが、環境負荷のさらなる低減を目的に、鉄道や船舶を利用した輸送の割合を少しずつ増やしています。もちろん、安定供給とコスト最適化の両立を図りながらの取り組みです。トラック車両に加え、電車、船舶と、動かすパズルのピースが増える分、業務の難易度は上がります。しかし、たとえ困難なチャレンジであっても、物流の最適化を追求するためにはその壁を乗り越えていく。それが森永製菓のパイオニア精神を受け継ぐ者としての務めであると考えています。輸送手段によって積載量も輸送時間も異なる中で、最適なルートを設計するのは容易ではありませんが、非常にやりがいがあり、何よりも知恵を絞ることに楽しさを感じています。
将来的には、最上流工程の生産計画にも携わり、物流サプライチェーン全体を俯瞰して対応できる存在になりたいと考えています。そして物流のスペシャリストを目指すことが私のキャリアビジョンです。

私が思う「就職先として見た際の、森永製菓の良いところ」
自身の希望するキャリアについて会社に伝える機会があるところです。森永製菓には公募制度があり、私もこの制度を活用して物流部への異動を実現しました。
また、ワークライフバランスが保てる点も魅力です。例えば上長に許可をもらえれば、自分のタイミングでテレワークが可能です。私は朝、幼い娘を保育園に送るために、午前中はテレワーク、午後出社という働き方をすることが多いです。基本的に月8回のテレワークが認められていますが、半日単位のテレワークの場合はその回数に含まれないこともうれしいポイントです。







