知っておきたい青汁の知識。
青汁の栄養素や効果的な飲み方、タイミング、選び方などをご紹介!

知っておきたい青汁の知識。青汁の栄養素や効果的な飲み方、タイミング、選び方などをご紹介!

青汁は様々な緑色野菜を絞ったものです。そのため、青汁と一言でいっても素材によって味が大きく異なるだけでなく、形状も異なります。では、様々な形で摂取できる青汁にはどのような働きがあるのでしょうか?
今回は、青汁に含まれる栄養素や効果的な飲み方、タイミングなどについて詳しくみていきましょう。

1. 青汁とは

1-1. 代表的な栄養素

青汁は、大麦若葉・ケールなどの緑野菜を素材として作られています。そのため、粉末・液体・冷凍などといった様々な種類に分かれているだけでなく、単一の素材や複数の素材を原材料としている点から、味や含まれている成分も商品によって違いがあります。

商品によっては、緑野菜以外にも様々な種類の野菜をブレンドしていることもあるため、どのような素材を使用しているのかチェックしても良いでしょう。

代表的な素材であるケールを使用した青汁で、摂取が期待できる主な栄養素は以下です。

成分名 働き
ビタミンC ・皮膚や粘膜の健康維持を助ける
・抗酸化作用を持つ
ビタミンA(βカロテン) ・夜間の視力の維持を助ける
・皮膚や粘膜の健康維持を助ける
葉酸 ・赤血球の形成を助ける
・胎児の正常な発育に寄与する
マグネシウム ・皮膚や粘膜の健康維持を助ける
カルシウム ・骨や歯の形成に必要

出典:日本食品標準成分表2020年版(八訂)

素材によって含まれる栄養素は異なるため、どのような成分が含まれているのかを購入時に把握・検討することが大切です。

2. 青汁はいつ飲むのがおすすめ?

2-1. 青汁を飲むタイミング

青汁を飲むタイミングは目的によって大きく異なります。それぞれのパターンについて目的別に詳しくみていきましょう。

栄養素補給
栄養素補給

栄養素補給が目的の場合は、起床後が適したタイミングだといえます。人は寝ている間にもエネルギーを使用しているため、起床後に青汁を飲むことによって、より栄養素を吸収しやすくなります。
朝は胃腸の調子が活発ではないため、胃の負担を軽減するために、夏場以外は常温の青汁を飲むことを心がけましょう。

食べ過ぎ抑制
食べ過ぎ抑制

ついつい食べ過ぎてしまうなど食事の量が気になっている方は、食前に青汁を飲みましょう。食前に青汁を摂取することで、空腹感を満たせます。ゆっくりと飲むとより効果的です。

就寝前の水分補給・栄養素補給
就寝前の水分補給・栄養素補給

寝ている間は汗をかきます。就寝前に水分や栄養素補給をしたい場合は、就寝2~3時間前に青汁を飲みましょう。睡眠中の喉の乾きを防ぎ、快調な生活の維持に役立ちます。
ただし、就寝直前に飲んでしまうと、人によっては夜間に目が覚めて何度もトイレに行きたくなるなどの可能性がある点は把握しておきましょう。

2-2. 青汁の飲む頻度

青汁は、できる限り毎日続けて飲むことが大切です。継続的に飲むことによって、青汁の効果が発揮されやすくなります。

前述した目的も踏まえて、自身に適した方法・タイミングで青汁を飲みましょう。まずは、青汁を飲む習慣を日常に馴染ませることからスタートすると継続しやすくなります。

3. 青汁を飲むときに気を付けること

青汁は薬ではなく食品であるため、副作用はありません。しかし、飲むときに気を付けなければならないことが大きく分けて2つあります。1つ目は飲みすぎ、2つ目は薬や体質との組み合わせです。それぞれ詳しくみていきましょう。

1. 飲みすぎ

青汁は不足しがちな栄養素を摂取しやすくしたものです。そのため、青汁そのものが豊富な栄養素を含んでいます。しかし、飲みすぎによって栄養バランスに偏りが生じたり、栄養素の過剰摂取に繋がったりしてしまう点に注意しましょう。

また、それぞれの青汁には飲む量の目安が設定されていることが多いため、その目安に従って摂取量を決めることが大切だといえます。

2. 薬や体質との組み合わせ

定期的に薬を摂取している方は、青汁を購入する前にかかりつけ医などに相談することをおすすめします。その理由として、青汁に含まれている成分が薬の効果を抑制してしまうことがあるためです。

また、青汁の種類によっては、摂取することで気分が悪くなる体質の方がいらっしゃいます。含まれている栄養素の作用によるものも多いため、栄養素が異なる商品に変えてみる、医師に相談しつつ試すなどの注意を払いましょう。

4. 青汁を選ぶ際にチェックするポイント

青汁を選ぶ際は次の3点を確認しましょう。

素材(含まれている栄養素)は何か
素材(含まれている栄養素)は何か
商品の製造国はどこか
商品の製造国はどこか
飲みやすい形状かどうか
飲みやすい形状かどうか

まず、青汁は素材によって含まれる栄養素が異なります。そのため、自身の目的にあった商品かどうかを判断しつつ摂取していくことが大切です。

製造所が日本国内かどうかも選定時のポイントといえます。日本製造の場合、厳しい基準をクリアした上で製造・品質管理を徹底している商品や、添加物不使用などのこだわりがある商品が多いためです。

そして、自分にとって飲みやすい形状かどうかも大切なポイントといえます。粉末・冷凍・飲料などの形状があるため、ライフスタイルと照らし合わせて選択することが大切です。

例えば、外出中にも青汁を飲むようにしたいという方であれば、ペットボトルや紙パックなどの飲料タイプが良いでしょう。飲むタイミングで都度準備したい方は粉末タイプが適しています。また、忘れずに継続して飲みたい方には、すぐに飲めて手間のかからない液体タイプがおすすめです。

5. 青汁をおいしく飲むためのアレンジ方法

青汁の味が苦手という場合は、次の3つのアレンジを試してみましょう。

牛乳や豆乳と混ぜる

牛乳や豆乳と混ぜる

フルーツジュースと混ぜる

フルーツジュースと混ぜる

パスタやスープなどの料理に混ぜる

パスタやスープなどの料理に混ぜる

全て手軽にできる方法です。

牛乳や豆乳、フルーツジュースに混ぜる方法は栄養素を壊す心配もないため、どの形状の青汁でも実践しやすいです。

料理に混ぜる方法は、青汁の味を感じにくくなるというメリットがあります。ただし、加熱することで壊れてしまう栄養素もあります。その点を考慮しつつ、料理に青汁を活用してみましょう。

6. 毎日の習慣に青汁をプラスして健やかな生活を!

毎日の習慣に青汁をプラスして健やかな生活を!

青汁は緑色野菜をより摂取しやすい形状に変えたものです。毎日の習慣に取り入れ、継続して飲むことが大切です。

また、青汁は原材料によって含まれる栄養素が大きく異なるため、飲む目的を明確にすることも大切です。チェックポイントなどを参考にして自分にあった青汁を選んでいきましょう。

■参考URL

食品表示基準(内閣府令)別表第十一(第二条、第七条、第九条、第二十三条関係)

記事公開日:2022年2月28日

記事更新日:2023年2月10日

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