森永製菓株式会社(東京都港区芝、代表取締役社長・新井徹)は、2006年より研究を重ね、独自開発したアンチエイジング成分を含有する健康素材「パセノール™(アルファベット表記:Passienol™)」の食品原料販売を開始します。
ニュースリリース
森永製菓独自素材“パセノール™”原料販売開始
~2016年10月5日(水)-7日(金) 食品開発展2016に出展~
2016年10月04日
-
「パセノール™」は、パッションフルーツの種子から有効成分を抽出して開発した素材で、アンチエイジング機能を有する“ピセアタンノール(Piceatannol)”が豊富な健康素材です。
素材開発の原点となるパッションフルーツは、南米原産の熱帯、亜熱帯の植物で、その果実は、芳醇な香りと甘酸っぱい味わいが魅力の果物として、南米をはじめ、ハワイ、東南アジア、オーストラリアで一般的に広く食されている果物です。
森永製菓では2006年より、健康美容市場拡大を見据えて森永製菓の独自素材を探索するプロジェクトを開始し、素材としての魅力が高いもの、さらに、機能性を発揮する可能性があるものとしてパッションフルーツに着目しました。2013年には、種子からピセアタンノールを抽出して濃縮、精製することに成功し、「パセノール™(アルファベット表記:Passienol™)」と命名しました。
-
様々な研究を進める中で、パッションフルーツの種子に、“レスベラトロール(Resveratrol)”と非常によく似た構造を有する“ピセアタンノール”が豊富に含まれていることがわかりました。“レスベラトロール”は長寿遺伝子とも呼ばれるサーチュインの活性化剤として一躍注目を浴びたアンチエイジング素材です。サーチュインは食事制限で活性化され、老化を抑制することが報告されています。“ピセアタンノール”の研究を進めた結果、“ピセアタンノール”の体内吸収性が“レスベラトロール”の2倍高いことをはじめ、“レスベラトロール”に劣らないサーチュイン(SIRT1)発現誘導作用や血管保護作用などを明らかにしてきました。
他にも、糖代謝改善作用、神経細胞分化作用、肌のたるみ改善作用、オートファジー調節作用など、様々な機能性を明らかにしつつあり、サーチュインを介した幅広い効果が期待されます。
-
この度森永製菓は、新たな健康素材として独自素材「パセノール™」をお客様にご提供してまいります。パッションフルーツの持つ前向きで活き活きとしたイメージと「パセノール™」が持つ多くの力を、お客様にご提案いたします。また、今後も独自素材「パセノール™」の可能性を広げるための研究を積極的に進めてまいります。
パセノール原料素材 商品概要
-
◇パセノール‐PA
パッションフルーツ種子由来のピセアタンノールを3.5%以上含む粉末状の製品です。錠剤をはじめ、さまざまな食品にてご使用いただけます。
◇パセノール‐LA
パッションフルーツ種子由来のピセアタンノールを0.4%以上含む液状の製品です。飲料への使用に適しています。
※一般のお客様向けの販売はしておりません。