神戸の老舗珈琲店「萩原珈琲」。お菓子のために焙煎した「萩原珈琲 ベストセレクト3種」に加え、数量限定でこだわり商品を販売いたします。
創業は1928年。
昭和モダン隆盛の華やかなりし神戸で、萩原三代治は珈琲焙煎卸業を始めました。
やがて三代治は炭火焙煎を自ら考案し、現在の萩原珈琲の根幹となる味をつくりあげます。
「本当においしいコーヒーを」という思いは創業時のままに、時を経てますます深くなっています。
「いいもの」は必ずしも「グレード」や「希少性」、「ストーリー性」に捕らわれているわけではありません。
「いつもと変わらない風味」を出せる、そんな生豆をしっかりと選ぶことを心掛けています。
時には、あえて欠点の多い豆を買い付け、欠点除去をし、 求めている香りを引き出すことも。
萩原珈琲は求めている風味が出せる豆を常に探求しています。
豆の深部と表面の焼きムラの差が、他の焙煎方法に比べて少ないことが特徴の炭火焙煎。
燃料費(炭)が高く、「火の番(焙煎師)」が付きっきり。
生産にも時間がかかり、アナログでしか対応できず、マニュアル化できない。
萩原珈琲が目指すものは、温かいときもおいしく、冷めてからもおいしいコーヒー。
生産効率よりも、伝統や技術の継承を重んじる信念があります。
伝統や技術を「継ぐ」ための選択として、焙煎師の数を「3名まで」と決めています。
これ以上の焙煎師を抱えることはありません。
また、経営陣による焙煎行為も禁止されています。
伝統、技術を「継ぐ」「絶やさない」ためのルール。
これも、変わらない味をお届けするためのこだわりです。
マニュアル化のできない炭火焙煎。
豆、気温、湿度、窯の状態…日々、刻々と変化する環境の中で、私たちは焙煎師の「人間力」を信じています。
焙煎師は、適した温度と時間のバランスを取るために、毎回異なる「火づくり」を行います。また、豆の焼け具合の確認は、豆の繊維が切れる音、豆の焦げ具合、煙の色の確認も。
経験に基づく技術や伝統は、機械にできない「人間力」。そこに「信頼」が加わって、初めて「焙煎師」と呼ぶことができるのです。
「コーヒーは生ものだ」と考え、常に新鮮な豆をお客様へお届けするために
焙煎師たちは、細心の注意を払い、大量生産はせずに、小さな窯で何回も焙煎しています。
効率よりもおいしさを大切に考える萩原珈琲のこだわりです。