窓際に腰かけて電話する西畑さん、立ち寄ったコインランドリーの中で電話する高橋さん、停めたクルマの中で涙ぐみながら電話で話している大西さん、ベッドで横になりながら電話をする眠そうな表情の大橋さん、住宅街で走りながら電話をする藤原さん、なぜか糸電話で話している長尾さん、そしてじっくりと「ハイチュウプレミアム」の“もちもち”とした食感を味わっている道枝さん。「もちもち」というたったひと言のセリフながら、不思議な魅力のドラマが展開されていきます。

　「ハイチュウプレミアム」の“もちもち”食感をアピールするため、「もしもし」という話し言葉を「もちもち」に置き換え、その場面だけを切り取ったシンプルな映像ですが、クールな話し方、驚いた話し方、甘えた話し方など、シチュエーションによってトーンが異なる演じ分けにより、ドラマ性が感じられるストーリーを演出。大橋さんには撮影現場で大好評だった「ちもちも」という“変化球”的なセリフを話していただき、おもしろさのアクセントを加えています。

　大橋さんと西畑さんが撮影を行ったスタジオ内の美術セット以外にも、高橋さんはコインランドリー、藤原さんと長尾さんは住宅街、道枝さんは建物の屋上など、「もちもち電話」篇は屋外のさまざまな場所で撮影が行われました。撮影当日は天候に恵まれていましたが、大西さんが駐車場に停めたクルマの中で電話をかけるシーンでは、本番直前のタイミングで急な降雨に見舞われるアクシデントが発生。大西さんが泣きながら電話で話す場面だったこともあり「この雨も利用してしまおう！」という監督の決断で撮影を慣行し、大西さんも「もちもち…」と涙に濡れる名演技を披露しました。予想を超えるドラマチックな映像が完成し、現場では「天気も味方にするなんて、なにわ男子すごい」という声が聞こえました。

　「ハイチュウプレミアム」の“もちもち”食感を表現する「もちもち」のセリフだけでワンシーンを完成させるというシンプルながらも難しい演技を求められた「なにわ男子」のメンバー。中でも「眠くて甘えるような声でお願いします」とオーダーされた大橋さんは子猫のように可愛いらしいセリフで「もちもち」とセリフを話し、撮影現場では常に笑いが巻き起こっていました。監督が「じゃあ『ちもちも』も」とアレンジを求めると、大橋さんは「え、ホンマですか？『ちもちも』ですか？」と驚きながらも「ちもちも～」というセリフを披露しスタジオは再び大爆笑に包まれます。その後、メンバー全員が集まった席で撮影の話題が出ると、大橋さんは「ちもちも」と話したのが自分だけだったと知って驚きの表情を見せていました。