ご挨拶

森永製菓グループは、世代を超えて愛されるすこやかな食を創造し続け、
世界の人々の笑顔を未来につなぎます。

森永製菓は1899年に菓子製造業として創業し、120年を超える歴史の中で、たくさんのチャレンジをしてまいりました。
1800年代後半の栄養が満たされた状態ではなく西洋菓子文化もなかった日本に、おいしくて栄養価の高い西洋菓子を提供したいという創業者・森永太一郎による社会課題の解決に向けたチャレンジからスタートし、携帯型のミルクキャラメル発売や、日本で初めてのカカオ豆からのチョコレート一貫製造など、様々なチャレンジにより日本の皆様の記憶に残る多種多様な商品を提供し続けてまいりました。この積み重ねによる社会・お客様からの信頼が森永製菓グループの強みの一つです。

森永製菓グループでは2021年度より、長期視点での経営による成長と企業価値向上を目指し、2030年の「ありたい姿」の実現に向けた長期経営計画「2030経営計画」をスタートいたしました。昨今の変化の激しい外部環境の中で私たちはその変化に向き合い、120年の歴史で培った信頼と技術を進化させ、2030ビジョン「『森永製菓グループは、2030年にウェルネスカンパニーへ生まれ変わります。』120年の歴史で培った信頼と技術を進化させ、世界のあらゆる世代のウェルネスライフをサポートしていきます。」の実現へ、財務・非財務の両面から重要経営課題を統合したサステナブル経営を実践してまいります。
2030経営計画の1stステージである2021中期経営計画では、高い成長性を実現すると共に経営基盤の構築に向けた取り組みを着実に進めてまいりましたが、収益性の観点では課題を残しています。これらを踏まえ、2024中期経営計画ではROICマネジメントの実践を通じた成長性と資本収益性の好循環による「成長軌道の確立」を目指し、2030経営計画達成への道筋を確かなものにしてまいります。
また、2030ビジョン実現のために重要な基本方針として掲げているダイバーシティ&インクルージョンを推進いたします。「一人ひとりの個を活かす」という考えのもと、多様な「個」から知の多様性を生み出し、かけ合わせることにより、変化への対応力を高め、イノベーションを創出し、お客様と社会の課題解決に取り組み続けます。

これからも、成長し続ける永続企業(サステナブルカンパニー)として、わたしたちの使命(パーパス)である「森永製菓グループは、世代を超えて愛されるすこやかな食を創造し続け、世界の人々の笑顔を未来につなぎます」を全ての企業活動の拠り所として、こころとからだをすこやかにする食を創造し、誰もが笑顔で過ごせる持続可能な社会の実現に貢献してまいります。

今後とも、森永製菓グループへの変わらぬご支援とご指導を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。