森永製菓株式会社(東京都港区芝、代表取締役社長・太田栄二郎)では、健康機能に注目が集まる「カカオの機能性」の研究を進めております。
今回、ココアを摂取すると認知機能にどのような影響が及ぶかをヒト試験において検証し、認知機能の一部である記憶力や判断力に関する機能を一時的に維持・増進することが認められました。
■本件のポイント■
・ココア1杯だけの摂取で、図形に関する情報を記憶することをサポートすることが示され、
記憶力や判断力に関する機能を維持・増進すると考えられました。
・1杯のココアに含まれる程度のカカオフラバノール(30 ㎎)の1回の摂取で、
一時的に視覚記憶や反応速度が維持・増進されることが示唆されました。
■ご参考 森永製菓によるこれまでの「カカオの機能性」研究成果■
①抗ピロリ菌効果 1)
②抗インフルエンザウイルス効果 2)
③抗歯周病菌効果 3)
④冷え性改善効果 4)
⑤便臭改善効果 5)
⑥ウォーミングアップ後の柔軟性に対する改善効果 6,7)
【参考文献】
1) 佐藤ら. Helicobacter pylori の増殖および付着 胃内定着に及ぼすココアの効果 Prog. Med. 1999; 19(5): 1207-1213.
2) 亀井ら. Anti-influenza virus effects of cocoa. J Sci Food Agric. 2016; 96(4): 1150-8.
3) 前田ら. 歯科臨床研究 2007; 4(1): 98-101.
4) 亀井ら. ココアの冷え性改善効果.食の科学2003; 2:4-13.
5) 杉山ら. カカオ由来リグニンによる便通および便臭改善の検証試験 ―無作為化二重盲検クロスオーバー試験― 薬理と治療 2017; 45 (4): 653-662.
6) 今田ら. ココア摂取が高齢者におけるウォーミングアップの効果に及ぼす影響 -プラセボ対照二重盲検クロスオーバー比較試験-.薬理と治療 2018; 46 (4): 599-607.
7) 大久保ら. ココアがウォーミングアップ後の柔軟性に与える影響 -プラセボ対照二重盲検クロスオーバー比較試験- 薬理と治療 2018; 46 (4): 609-618.
ニュースリリース
~ カカオの機能性ニュース ~
ココアを一杯摂取することで認知機能の一部である、
記憶力や判断力に関する機能を一時的に維持・増進することが、
ヒト試験において認められました。
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