お菓子で栄養補給

食生活は、人間が生きていく上で、もっとも大切なものです。そのなかでお菓子は、古くから実にさまざまな種類のものが、食生活を楽しく彩るものとして使われ、今では、毎日の生活になくてはならないものになっています。

お菓子の役割の一つは、食生活のなかで、栄養を補給するということです。特に育ち盛り、伸び盛りの子どもたちにとっては、消化器官が未発達なため、3度の食事だけではすこやかに成長するために必要な栄養や、活発な運動に必要なエネルギーが充分に摂取できません。お菓子は、そうした不足分を「おやつ」などの形で補うものとして、とても大切な意味をもっています。

お菓子は、人の心を和やかにします

お菓子のもう一つの役割は、心を和やかにするということです。仕事の区切りがついたところで、お茶を飲みながらお菓子を食べる。「ホッ」としますね。勉強の息抜きに、遊びに夢中になっている子どもたちの中休みに、お菓子は暮らしの句読点として、気分をリフレッシュさせてくれます。

お菓子は、コミュニケーションの演出家

友だち同士で食べるお菓子、それだけで賑やかな雰囲気になります。お菓子ひとつで、親子のスキンシップも深まり、初めて会った人が友だちにもなります。お菓子は、人の心と心をつなぐ、コミュニケーションの演出家です。

菓子の価値は栄養補給だけでなく、人と人、心と心をつなぐコミュニケーションの役割であると考えています。
そこで、創造性を育みながら、菓子の役割や菓子との上手な付き合い方をたのしく学ぶことができるオリジナル菓子育絵本「メルとマールのピクニック」を制作しました。
一般のご家庭だけでなく、保育施設等で菓子育絵本の読み聞かせや劇遊びに活用していただいています。
手軽に絵本の世界をお楽しみいただけるように、絵本のアニメーションも公開しています。