食品表示の役割について
みなさんはお店で商品を選ぶとき、パッケージのどの表示を見て買いますか? 商品名?中身の写真でしょうか? ここでは、商品を購入する際にぜひ気にしていただきたいパッケージ上の表示について説明します。自分で安心・安全な商品を選び、健康的な食生活を送るための力をつけましょう。
食品表示の2つの役割
- ①商品選択に有効な情報(原材料、製造所、栄養成分など)
- ②安全に必要な情報(保存方法や期間、アレルギーなどの注意事項)
-
原材料名
原材料名
- 原材料名欄では、商品に使用した原材料がわかる
- 原材料は一般的な名称で、使用した重量の割合の高い順に表示している
- 国内で製造された加工食品では、一番多く使用した原材料の産地または製造地を表示している
-
添加物
添加物
- 原材料とは区別して表示されているのが添加物で、スラッシュなどの記号や改行などで区別して表示している
- 添加物は食品に色や香りをつけたり、食品を長持ちさせたりと様々な目的で使用される
- 豆腐の「にがり」や、お菓子づくりでケーキ作りにつかう「ベーキングパウダー」も添加物のひとつ
-
アレルギー表示
アレルギー表示
- 食品中のアレルギー物質は、原材料名・添加物の欄に表示している
- 「卵」→『玉子』、「乳」→『バター』などアレルギー物質を含むことがわかる表示もできる
- その他、アレルギー物質のみを見やすくまとめた任意表示やコンタミネーション注意文がかかれている場合がある
- 森永製菓商品のアレルギー情報はこちら
-
賞味期限・保存方法
賞味期限・保存方法
- 賞味期限は未開封の状態で、保存方法に記載されたとおりに保存した場合に、おいしく食べられる期限のこと
- 期限を過ぎても、すぐに食べられなくなるわけではない
- 消費期限は安全に食べられる期限のことであり、この期限を過ぎて食べると安全性を欠く可能性がある
- 品質の変化が少ないアイスクリーム、チューインガム、砂糖、食塩など、賞味期限や保存方法を省略してよい食品もある
-
製造者・製造所
製造者・製造所
- 表示内容に責任を持つ者として、製造者・販売者・加工者・輸入者いずれかの氏名又は社名と住所を表示している(問合せ先)
- 製造所・加工所は、製造や包装した場所の所在地、製造者・加工者の氏名又は社名を表示している
- 同じ商品を2か所以上の製造所で製造し、共通の包装材料を使う場合、製造所の代わりに+と数字やアルファベットを組合せた記号で表示することができる(製造所固有記号)
-
栄養成分表示
栄養成分表示
- 熱量(エネルギー)、たんぱく質、脂質、炭水化物、ナトリウムの順で表示している(この5つは義務表示事項)ただし、ナトリウムは食塩相当量として表示している
- ミネラルやビタミンなどが表示される場合もある
- 「食品100g当たり」や「1個当たり」のように商品の表示単位も示されている
-
FSCマーク・リサイクルマーク
FSCマーク・リサイクルマーク
<リサイクルマーク>
- 「資源有効利用促進法」という法律に基づいて、Reduce、Reuse、Recycle=3Rを促進するためのマークである
- ごみを分別しやすくし、市町村が分別収集しやすくなる
- 飲料用スチール缶やアルミ缶、食料品・飲料・酒類のPETボトル、プラスチック製容器、紙製容器にマークをつける義務がある
<FSCマーク>
- 商品やサービスが環境負荷にどれだけ役立つのかを伝える「環境ラベル」と呼ばれるマークの1つである
- FSCマークを目印に、森林保全や地域に配慮した紙製品を選ぶことができる
- モリナガ・サステナブルはこちら