活動レポート

出張授業
森永製菓の「キャラメル教室」

2017年から小学校5年生を対象とした、食品の工業生産について学べる出張授業を行っています。
2023年7月から2024年2月までに24小学校、約1,650名の児童に授業を実施しました。この「キャラメル教室」は従業員が講師となりキャラメルを題材に原料調達から消費者に届くまでを、講義やクイズ、ワークを交えながらわかりやすく行っています。

プログラム

キャラメルって?

今も販売している商品の中で一番昔から作っているキャラメル。何時代に作られたかクイズで考えます。

キャラメルは何からできているの?

キャラメルは主に練乳、バター、砂糖、水あめからできています。水あめの原料はなんとトウモロコシ!ワークシートに書き込みます。
原料の輸送や保管の方法、工場での環境への取り組みなどを学びます。たとえば紙は再生紙に生まれ変わり、リサイクル率はほぼ100%です。

キャラメルはどうやって作られるの?

キャラメルが製造されている様子を動画で確認。工場での工夫や安全安心への取り組みなどを学びます。
動画を見た後はキャラメルクイズに挑戦!全部で2問。正解できたかな?

ワークショップ―キャラメルを箱詰めしてみよう!

組み立てる前のキャラメルの箱と中身のはいった本物のキャラメルが配られ、いよいよワーク開始!
箱を組み立てて、キャラメルを詰めます。入れる向きも決まっているため全部のキャラメルが入らず苦戦する子も。
ともだちと助け合いながら自分だけのキャラメル完成!
ワークで経験した時間のかかる手作業と工場の機械の生産量を比べ、工業化について学びます。

キャラメルはどうやってみんなの所に届くのかな?

生産者から消費者まで商品を届ける「物流」という仕組みについて学びます。
海外にも輸出されているキャラメル。国旗を見てどこの国に届けられているか当てるクイズに素早く手が上がります。
キャラメルのこと、森永製菓の想い。みんなに伝わったかな?最後に質問タイム。楽しい質問がたくさん出てきます。

参加した児童の感想

  • 手作業で行う時代は生産を始めてから消費者へ届くまでは今よりももっと時間がかかると思いました。
    私たちが食べるキャラメルにたくさんの工夫や努力が詰まっているものだということを改めて知ることができました。これからもたくさんの人に広めていってほしいと思いました。とても楽しかったです。
  • 森永製菓だとお菓子のイメージしかなかったけれど、inゼリーなど健康食品も販売しているなんて驚きました。とても楽しかったです!!ありがとうございました。これからミルクキャラメルを買おうと思いました。
  • 大好きな森永ミルクキャラメルのことが良くわかりました。
  • 森永のミルクキャラメルの他にもチョコボールとかの昔と今の違いや、作り方も知りたくなった。
  • スライドがとても面白かったし、わかりやすく、クイズで知らないとこもいろいろ知れたのでとても楽しかったです。これからも、おいしいお菓子をいっぱい作って、世界を笑顔にしてください。
    今日の授業とても楽しかったです!!

先生の声

  • 自動車の作り方を学んでいたので、どの工業製品にも共通する工夫や努力に気付けたのが良かった。児童の振り返りにも、安心・安全のための工夫が同じだった、機械を使うことで大量生産を行うことができている、など社会科の視点で授業を理解することができていた。家族に授業のことを話したら、工場見学に行くことを決めました、ということを話す児童もいて、工業製品に興味をもってくれたことを嬉しく思った。1時間というコンパクトな時間の中に、学びが詰まっていて、とても楽しい授業でした。
  • キャラメルの箱詰め体験や作業動画など様々な体験活動をすることができました。
    終わったあと、子どもたちからは「早く食べたい」「面白かった」「また、キャラメル教室をやりたい」などの声が上がりとても好評でした。今回は本校にきていただきありがとうございました。また、機会があればお願いしたい思います。
  • 身近な製品をもとに学習したことを体験できたので、とても良い学習の機会になりました。動画もわかりやすく、クイズの内容も子供たちが興味をもっていたのでとてもよかったです。
  • 今回は貴重な授業をご提供いただきありがとうございました。子供達に身近なお菓子であることから大変興味をもって授業に臨んでいました。ご説明が分かりやすく、子供たちは製造の工程や環境への配慮など生産者の工夫や努力について理解できたと思います。