(2020年~2021年)
プロジェクトは2020年7月に開始し、
2021年2月に活動を無事完了しました。
2020年12月、教室と手洗い場が完成しました。
完成後、オンラインでプロジェクト完了式典を行い、コミュニティへ引き渡しました。教育局職員、ロス・アンジェルスの行政職員、教師、プロジェクト委員会メンバー、保護者、プラン職員など62人が参加しました。
2020年9月から10月は、学校が休校中のためオンライン授業実施に使用されているSNSを活用して衛生の意識啓発活動を実施。また専門家による家庭訪問も行い、健康状態を確認しました。
オンラインと家庭訪問時に行った衛生の意識啓発活動の内容は、以下のとおりです。
2020年10月、学校が休校中は、教師と関係者を対象にオンラインで保健クラブ2つの設立に向けた体制作りのトレーニングを実施しました。
2020年9月から2021年2月には、世帯主が女性、低収入で家族に女の子がいる、障がいのある家族がいる、など厳しい状況に置かれている148世帯を選定し、衛生キットを支給しました。
衛生キットの内容は以下のとおりです。
建設工事の際に、住民による労働提供があったことにより生じた、予算余剰分を活用して、追加活動を行いました。
ロス・リオス県ベンターナス市ロス・アンジェルス・コミュニティに、1教室、手洗い場を建設し、既存の教室の床にタイルを設置した結果、子どもたちが安全・安心な環境で学ぶことができるようになりました。
衛生の意識啓発活動により、子どもたちが正しい手洗いなどの知識を身に付け、建設された手洗い場で、学んだ衛生習慣を実践することができるようになりました。また保健クラブ設立の体制が準備されたことで、学校で保健衛生活動を継続する環境が整備されました。
厳しい状況に置かれている世帯の人々に必要とする衛生用品が行き渡りました。
正しい手の洗い方や、自分の体を大切にすることを勉強しました。教室や手洗い場はすごくきれいで、とてもうれしいです。
スカーレス/8歳、3年生
学校に新しい教室と手洗い場を作ってくれて、ありがとうございます。使うのがとっても楽しみです。
ハディアー/6歳、1年生
食べる前には果物をよく洗うことや、水を沸かしてから飲むことが大切だとわかりました。絵を描いたりするのも楽しいです。
スタリン/11歳、6年生
仕事を失い経済状態が良くないため、衛生用品を購入することができていませんでした。このたびの衛生用品の支給は、大変助かります。私たち保護者一人ひとりが必要とするご支援をいただきましたこと、とてもありがたく思っております。
クルス・イエペス/36歳、保護者
素晴らしい教室と手洗い場が完成し、既存の教室の床にはタイルが設置されて大きく改善されました。実際に目にするまで、学校がこのように美しく生まれ変わるとは信じられませんでした。本当にありがとうございます。
イリス・オカニャ/34歳、保護者