2011年~2012年
このプランの活動地域、インドネシア東ヌサ・トゥンガラ州フローレンス島にあるシッカ県メゴ郡では、住民の大半がカカオ栽培に従事しています。しかし、農作物が強風により被害を受けやすく、収穫高が低いために、収入はわずかです。地域の人々は現在、カカオの有機栽培のトレーニングを受け、質の高いカカオを生産しようと取り組んでいます。
インドネシアでは、小学校1年生から中学校3年生までが義務教育期間ですが、このメゴ郡の子どもたちは、学校設備の老朽化と校舎不足、それに道路の未整備が原因で安全に通学できず、高い中途退学率の原因となっています。
シッカ県では小学校の設備の老朽化と教室不足によって学校を中途退学し、義務教育を終了できない子どもが後を絶ちません。政府も現状を認識していますが、予算不足のため改善に至っていません。
メゴ郡にある10村は集落が点在しているうえ、車が通行できるよう道路が整備されているのは4村のみです。しかも、土地が傾斜地にあって子どもたちは安全に通学することができないため、基礎教育を受ける機会が限られています。
このような状況を改善するために、このプロジェクトではカカオ栽培地域であるシッカ県メゴ郡において、下記の活動を予定しています。
このプロジェクトは、約1年にわたって行われる予定です。このプロジェクトの実施により、子どもたちは安全な校舎、よりよい環境で勉強できるようになります。また、通学環境も改善され、社会サービスへのアクセスが向上する予定です。