支援活動報告

インドネシア共和国

プラン・インターナショナル(2011年~2012年)

活動内容

学校運営トレーニングと、4校の工事を実施!
2012年10月末までに、2校の工事が完了しました。

2011年4月からは、学校運営に関するトレーニングが行われたほか、3カ所・4校での校舎建設工事も始まりました。工事の進捗は、例年より長引いた雨によって、当初は一部に遅れが見られたものの、その後は順調に進行しました。

学校運営に関するトレーニング

2012年4月19日から21日の3日間にわたり、自立的な学校運営についてのトレーニングが行われました。子どもたちの代表を含む、学校関係者や学校運営委員会のメンバー、地域の代表者など87人が参加しました。

参加者は、5人のトレーナーの指導のもと、自立的な学校運営やリーダーシップについて理解を深めました。そのうえで、学校で発生する問題への認識と、その解決に向けて計画を立てる方法も習得したほか、図書室の機能と運営についても学びました。

参加者たちにとっては、子どもたちが楽しみながら能動的に学べる環境づくりと、透明性の高い学校運営に関わるきっかけとなりました。

地域の関係者が集まって、トレーニングが行われました。
参加者たちはグループに分かれて、熱心に話し合いました。
グループで話し合ったことは、参加者全員の前で発表しました。

SDマヌアコ小学校(1教室)および SMP N Ⅱメゴ中学校(1教室)

雨季の影響で建設工事の進捗が遅れたものの、2012年10月2日までには、工程の折り返し地点まで、建設工事が完了しました。

新校舎の外観が現れました。この後、外装工事が行われます。
校舎内部も、これから内装工事にとりかかります。

SDデドゥ・コピ小学校(5教室修繕、倉庫建設、トイレ建設)

2012年6月に建設工事が完了しました。児童63人と教師9人が、新しくきれいになった教室で勉強を始めています。

建設工事工程が半分ほど完了した時点の、外観の様子です。
この後、新校舎の内部工事も進められました。

SDアエバラ小学校(2教室建て替え)

2012年7月に、建設工事がすべて完了しました。すでに、児童78人と教師7人が、新しい教室で学び始めています。

立派な校舎が完成しました!
子どもたちも「学校へ通うのが楽しくなった!」と、新しい校舎の完成を喜んでいます。

現地からの声をおとどけ!

頑丈で安全な教室で勉強ができるようになって、私たちはとても幸せです。居心地の良い校舎の建設にご支援いただいて、感謝しています。

ネリー(左)、イマ(中央)、ワンティ(右)/SDアエバラ小学校 6年生女子

新しい校舎はとても気に入っています。僕たちの誇りとして、友だちと交替できれいに保っていくつもりです。今年、小学校を卒業したら、新しくなったSMP N II メゴ中学校に進学したいと思っています。

ナス(左)、トーマス(中央)、イズ(右)/SDアエバラ小学校 6年生男子

新しい教室になって、子どもたちはより一層、勉強に励むようになりましたし、私自身もこの校舎で教えることを、楽しんでいます。SMP N II メゴ中学校の進学試験に、6年生全員が合格できることを望んでいます。

イナ/SDアエバラ小学校 教師

今までは、1つの教室を2クラスが使っていました。教室が2つ増えたことにより、これからは集中して勉強できるようになるでしょう。

ダリウス/SDアエバラ小学校 学校運営委員会委員長