支援活動報告

ガーナ共和国

ACE(2018年~現在)

活動内容

2018年2月より、プロジェクトを開始

学校について

J村は幼稚園年少から小学校4年生までクラスがあり、I村は小学校までクラスがあります。
J村の教室は当初3つでしたが、プロジェクト開始後2つの教室を増築し5教室になりました。

子ども保護委員会(CCPC)の活動や、村でのミーティングの効果もあり、学校に来る子どもが増えた一方、教室、机、いすなどが足りなくなったため、現在郡の教育局と整備について交渉しています。また村で何ができるかを集会などで協議しています。

J村小学校、5教室を小学4学年と幼稚園2学年で使用
児童が増えたため、いすを共同で使用

支援をしている子ども

ジョン
  • ジョン(男子、14歳、小学5年生)I村の小学校に通う。
  • ガーナ北部から家族(母と継父、兄弟)とともに移住。
  • 小学校2年で中退し、その後カカオ畑やほかの農作業をして働く。CCPCが親を説得し、I村の小学5年生に編入。
  • 母は小学校を途中でやめ、継父はこれまで一度も教育を受けたことがなため、当初は教育のことがわからなかった。今は子ども保護委員会(CCPC)や教師たちの説得や説明よって、その大切さを理解した。
  • 好きな科目は算数。将来は銀行員になりたい。
ジョン(前右端)とその家族(後列男性4名はスタッフとCCPC)
ジョンの通学路、ぬかるんだ悪路を45分かけて通学
ピーターとアビゲイル
  • ピーター(11歳、男子、2年生)とアビゲイル(8歳、女子、1年生) J村の小学校に通う。
  • 血縁関係がないクワシ氏(仮名)夫妻の元で暮らし、学校に通う。
  • もともとは別の家に実の親と住んでいたが、親はほとんどピーターの世話をせず、学校にも行っていなかった。そのため時々クワシ氏の家に遊びに来ていた。その後一緒に暮らすことになる。
  • クワシ氏は彼が世話をしてもらえないことがかわいそうに思い、彼を引き取ることを決意。同じ時期にCCPCと出会い、もし引き取るのなら学用品を支援することを約束。
  • 子どもたちは可能な限り教育を受けさせたいという思いがクワシ氏にはある。
クワシ夫妻を挟んでポール左とアビゲイル(右)後列はCCPC
ポール左とアビゲイル(右)の通学路、木が倒れる悪路を1時間かけて通う
  • ※子どもの名前は、子どもの権利保護の観点から仮名としてあります。