支援活動報告

ガーナ共和国

人口
2,537万人
5歳未満児死亡率
72人 / 1,000人
小学校就学率
84%
1人当り国民総所得(GNI)
1,550米ドル
  • (ユニセフ世界子供白書2014より)

2009年~現在

支援パートナー
ACE

プロジェクトの背景

ガーナのココア生産量は、世界第2位。日本に輸入されるカカオの7割以上が、ガーナ産です。

小規模の家族経営のカカオ農園が多いガーナでは、子どもたちがカカオ生産に必要な作業を担うことも少なくありません。また、収穫数が少ないためにわずかな収入しか得られません。
そのため、教育を受ける機会が欠如したりと悪循環が広がり、学力が低い水準にとどまっている深刻な問題をかかえています。

カカオ農園での子どもたち

このような悪い環境のため、子どもたちが勉強に集中できず笑顔が減りつつあります。

小規模農家の問題

畑の上手な活用がなされていないため、収穫数が減り収入が少なくなってしまっています。
こうしたことから十分な栽培が行えず、必要な量のカカオが栽培できなくなっています。

学校環境、教育環境の不備

先生の数が足りず、教室も十分ではなく、子どもたちが勉強に集中できる環境が十分ではありません。

プロジェクトの概要

1 チョコ for 1 スマイルの寄付は、「教育支援」プロジェクトのモデルを、周辺地域にも広げていくための支援に使用します。

基礎学力の向上・親へのレクチャー・住民集会の開催

子どもたちの基礎学力の向上を優先目的として、ボランティアメンバーによる地域の見回りや、親たちへの教育に対する意識の向上を図ったり、住民集会を開いて話し合ったりします。

子どもたちの啓蒙と教育

子どもたち自身の啓蒙を行います。
子どもたち自身が子どもの権利クラブを学校で立ち上げ、自分たちで問題を話し合うよう、教育を行っています。

カカオ生産の支援・小規模ビジネスの支援・教育ローンの設立

収入の基盤を支え、自立するための支援を行います。 カカオ生産を軌道に乗せるために専門家の指導を仰いだり、小規模ビジネス支援のために、貯金をすればお金を借りられる仕組みを作ったり、教育のためには無利子で費用を貸し出したりしています。