(2009年~現在)
2015年1月〜12月までの、支援の実績をご報告します。
現在プロジェクトが行われている地域の人々は、以前プロジェクトを実施していた周辺の住民から児童労働や教育の大切さについて間接的に聞いており、開始当初から積極的に協力してくれています。
4村で201名の子どもが働いておりましたが、内190名が労働をやめ学校に行くようになりました。
E村、F村、G村、H村と23の周辺集落における2015年12月までの子供支援実績。
1)就学支援した子どもの数: 1833名 / 279名増加
2)児童労をやめ就学した子どもの数:190名
3)学用品を支給した子どもの数: 59名
“望ましいカカオ農家の姿”を体現すべくモデルファームを設置。スクールを開催し苗木の植え替え方法など、より効率的で持続可能な栽培の指導をしています。カカオの木の寿命の問題はこの地域でも大きな課題です。苗木の交換を含め、より効率的で持続可能な栽培が求められています。
住民により、学校の近所に教員住宅が建設され、教師の通勤負担が軽減されました。(地元政府から屋根のみ支給され、それ以外は住民が負担) また、G村に初の中学校・H村に初の高等学校の建設が決定しました。
子どもたちを児童労働から守るためには、おとなが健康であることが重要。おとなの、健康への意識を高めるため健康診断を実施し、また医師がいなくても緊急対応できるよう救急箱の贈呈も行いました。
「もっとおいしくなった!」「前より食べやすい!」という喜んでもらうことができました。
学校で友達と遊ぶ時間が楽しい。将来はまだ分からないけど勉強をしたことを活かしたい!
マメ・サラ/10歳
H村では、プロジェクト開始前は住民同士の仲が悪かったが、プロジェクトで学校環境改善の話し合いの場が多くなってから、みんながとても仲が良くなった
住民談
健康診断を通じて初めて医師や看護師と話すことができた、そして病院は信頼できる所だとわかった!
健康診断を初めて受けた参加者