(2009年~現在)
2013年、プロジェクトは着々と進行。
村のカカオを使って作ったチョコレートを届けてきました。
小学校の校舎がほぼ完成。教室として使えるようになりました。
このミーティングを通じ、PTA(村人たち)が学校運営委員会・長老会に対し、より適切にお金の管理を行うよう要望。村人同士協力し合って、委員会・長老会へ積極的に参加することの必要性を認識し合いました。
おばあちゃんと一緒に3人で暮らしているフランチェスカちゃん・グレースちゃん(お母さんは死別)に学用品を無償で支給。学校に行けるようになりました。「手洗い」について学び、家でも実践したことで衛生環境がよくなり、おばあちゃんにも喜ばれました。
小学校5年生の時に学校をやめ働いていたイエドゥ・イノック君。学用品を無償提供したことで再び学校に行けるようになりました。現在中学2年生。警察官目指して、勉強にいそしむ日々を送っています。
互助会組織を作ったことで、子どもの学資金のためにと、貯蓄と融資を積極的に活用する人が増え始めました。高校進学者も増えました。
カカオ生産者のスキルアップのために設立したファーマービジネススクールにて表彰を受けたアフィアさん(57歳・夫とは死別)。以前と比べ、収穫量・収入が大幅に増大しました。
私たちの啓蒙活動により、カカオ畑の労働力として預かっていたメアリーちゃんを学校に行かせはじめた地主のニャメさん。「私は最後まで学校に通うことができなかった。だから子どもには最後まで教育を受けさせたい。」そうです。
子どもたち、カカオ農家、長老、行政関係者、CRADAスタッフなどの現地プロジェクトに関わった方に、今プロジェクト地のカカオを使ったチョコレート(2013年に日本で発売)を持ってきました。実は、自分たちの作ったカカオが使われたチョコレートを食べることはほとんどありません。とても貴重な機会となりました。