(2009年~現在)
2014年8月に3つの村で行っていたプロジェクトが終了しました!
「教え方のテクニックよりも、生徒と親との関係性の改善」といった、生徒の学習意欲向上のために必要なことを教員にレクチャーしました。
4村の長老・教師・子ども保護委員会・子ども権利クラブなどの村の代表者と、警察・教育・保険・社会福祉などの郡の関係者が一堂に会し、児童労働を無くし、子どもの権利を守るための地域条例を制定しました。
家計管理をメインに、高校進学の際の必要経費について、トマト栽培と換金可能性、オクラ栽培と換金可能性について勉強会を行いました。
カカオ栽培の経験が少なく、栽培に関する基礎的な知識が乏しい農家を対象に、カカオの育て方について指導しました。効率的な栽培方法を学んだ結果、より多くカカオを収穫することができるようになりました。
「いつかガーナで販売してほしい!必ず買うから!!」という意見もありました。(2014年に日本で発売したチョコレート)
子どもやおとな、先生、村の有力者、行政関係者など、村に関わるすべての人が協力して取り組んできた結果、133人の子どもが児童労働をやめて学校へ通えるようになりました。
学校へ通うようになった子どもたちは、自分たち子どもの問題について話し合い、村のおとなたちへ提言するようになりました。話し合いやおとなへの提言を通じて、「子どもの権利」や教育の大切さについて、理解が深まっています。
村長や住民たち、行政関係者が集まり、子どもの権利を守るための条例が制定されました。支援が終了した後も、住民や行政が力を合わせて子どもたちを守るために取り組んでいく基盤ができました。