容器・包装における環境配慮の推進
基本的な考え方
森永製菓グループでは、幅広く多様な商品に合わせて、様々な素材の包装材を使用しているとともに、保管・輸送時においても梱包材を利用しています。
プラスチック問題、森林破壊、気候変動といった多面的な課題を伴う包装材に関して、環境に配慮した取り組みを推進しています。
新たに主力商品である「inゼリー」の包装材料を対象に、プラスチック使用量削減の長期目標を定めました。この長期目標への取り組みを基点に、資源循環型社会の実現に向けた環境保全を推進していきます。
プラスチック削減: 長期目標
- 2030年目標
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「inゼリー」のプラスチック使用量 25%削減※1※2
- ※1包装材料におけるプラスチック使用量
- ※2原単位、2019年度比、バイオマスプラスチックへの置換を含む
主要ブランドの容器・包装における環境配慮施策
施策 | 現在取り組み中の内容(予定含む) |
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プラスチックの 減量・減容 | 「inゼリー」「チョコモナカジャンボ」などの包材におけるプラスチック使用量の削減 |
環境配慮型材料への切り替え | 「ハイチュウ」「inゼリー」「おいしいコラーゲンドリンク」などにおけるバイオマス由来プラスチック包材への切り替え |
リサイクルの推進 | 2021年9月より「inゼリーリサイクルプログラム」を実施中 |
「inゼリー」包装におけるプラスチック使用量削減とバイオマスインキ使用
2020年2月、「inゼリー」包装において、キャップとストロー部分のプラスチックを軽量化することで、使用量を従来比約9%(約70トン/年)削減しました。また、印刷に使用しているインキの一部を、植物由来で環境負荷の少ないバイオマスインキに変更しています。さらに、これまでよりもキャップを開けやすくし、お客様の利便性向上も図りました。
サプライヤーとの共創による容器開発でユーザビリティの向上とプラスチック使用量の削減を実現
「inゼリー」は、1994年の発売から現在に至るまで、4回のキャップの改良を行っています。これらの改良は、発売時からチアーパック®※を供給していただいている(株)細川洋行様との共同開発で実現しました。キャップの直径が大きいほど開けやすい傾向にあるため、使用量削減との両立は決して容易なものではありません。そんな中、試行錯誤を重ね、キャップの開けやすさを向上させるとともにプラスチック使用量の削減を実現し、お客様のユーザビリティの向上と「環境の健康」への貢献を両立させてきました。
※チアーパックは(株)細川洋行の登録商標です。
プラスチックごみ削減に向けた取り組み「inゼリーリサイクルプログラム」
さらなるプラスチックごみ削減に向けて、当社とテラサイクルジャパン合同会社はゼリー飲料の空き容器を回収するリサイクルプログラムを2021年9月に開始しました。本プログラムは飲み終えた容器を回収し、資源として新たなプラスチック製品へリサイクルする取り組みです。「inゼリー」はゼリー飲料のリーディングブランドとして取り組みを推進しています。
取り組みを開始してから、2024年9月までに約964kgのパウチタイプゼリーの容器が集まりました。回収した容器から、グリップ部分に「inゼリー」のキャップが10%配合された再生原料を使用したトングを製作しました。
製作したトングは、回収ボックスの設置にご協力いただいた学校や施設に順次寄贈しています。また、2024年9月~10月にかけて、全国5ヵ所で開催したジョギングしながらごみ拾いをする「森永製菓inゼリープレゼンツ エンジョイプロギング」というイベントにおいても、完成したトングを活用しました。
設置した回収ボックスと駒沢中学校の生徒
国際学院高等学校に制作したトングを寄贈
完成したトング※
※トングのグリップ部分に「inゼリー」のキャップが
10%配合された100%再生原料を使用
ジョギングしながらごみ拾いをする「プロギング」の様子
私たちと共に、容器をリサイクルする
本プログラムに
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