社会貢献活動
基本的な考え方
森永製菓グループは「世代を超えて愛されるすこやかな食を創造し続け、世界の人々の笑顔を未来につなぎます」をパーパスとしています。
このパーパスのもと、社会貢献方針を策定し、「食を通じた次世代育成」を中心テーマに、社会の課題解決に取り組み、社会の持続可能性の向上に貢献していきます。
またこれらの社会貢献活動を通して、従業員一人ひとりの成長とともに豊かな社会づくりにつなげるため、森永製菓グループ全体で活動を進めています。
森永製菓グループ社会貢献方針
森永製菓グループは、他者を思いやり、どのように貢献できるかを考える「利他の精神」を礎に、社会貢献活動をしていきます。
地域社会、行政機関、NPO・NGO等と連携・協働し、社会の一員として人々が笑顔になれる社会づくりに貢献します。
- 主な活動内容
食を通じた次世代育成、地域社会との共生、災害・人道支援等
- 中期目標
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2024年度から2026年度までの食育体験者数 累計20万人(森永製菓単体)
食を通じた次世代育成
食育
森永製菓は120余年にわたり、「食」と向き合ってきました。
これまでも、これからも、みなさまの笑顔とウェルネスライフのサポーターとしてあり続けたいと願い、「食」を通した「心と体の健康」について真摯に取り組み、ともに学び「育」む活動を行っています。
2022年に「森永製菓の食育」HPをオープンし、食にまつわる情報発信を行っています。
「森永製菓の食育」について、詳しくは下記リンクをご覧ください。
森永エンゼルミュージアムMORIUM&鶴見工場見学
~新しくて懐かしい MORINAGAに出会える~
森永製菓は、約100年前から学校の子どもたちなどの工場見学を受け入れてきました。
企業活動を通して社会に貢献する「利他の精神」を受け継ぎ、森永エンゼルミュージアムMORIUM(モリウム)と鶴見工場の両方をご見学いただけるアテンド付きツアーを行っています。
MORIUMでは、創業から続く商品にこめる想い・こだわりの技術・おいしさのひみつを展示や映像でご紹介し、鶴見工場では、「ハイチュウ」や「小枝」等の製造の様子をご案内しております。来場された皆様に「新しくて懐かしい MORINAGA」を体感いただき世代を超えて楽しさや驚きを提供しています。
- MORIUM(モリウム)とは?
- MORINAGAのMORIとラテン語のARIUM(~の場所)を合わせてMORIUM。
MORINAGAが生み(UM)出す価値を体感していただきたいという願いを込めました。
森永エンゼルミュージアムMORIUM
MORIUM展示物
見学の様子
見学の様子
出張授業「森永製菓のキャラメル教室」
従業員が講師となり、小学校を訪問しミルクキャラメルを題材に工業生産について授業を行う活動です。小学校5~6年生が対象で、工場見学に行ったような臨場感で、工業生産における工夫や努力、モノづくりへの想いを理解してもらい、教科書の学びを深化します。21年度からはオンラインを使用した授業も実施しており、平等な教育の機会創出に貢献しています。
製造工程を動画で見たり、クイズやワークショップに参加してもらったりすることで体験型の授業の提供を行っています。
講義
クイズ
ワークショップ①
ワークショップ②
Voice:「キャラメル教室」参加従業員の声
お菓子は人を幸せにする力がある
子どもたちにキャラメルをもっと好きになってほしい、という想いから参加しました。教壇に立つことに緊張しましたが、多くの子どもたちが真剣なまなざしで聞き、興味をもって質問してくれたことがとてもうれしかったです。お土産のキャラメルを受け取った子どもたちの笑顔に「お菓子は人を幸せにする」ことを改めて気づかされ、私自身もキャラメルをもっと好きになりました。子どもを通して商品の価値に気づくことができる機会なので、多くの従業員にこの活動を広げていきたいです。
松井 元樹
森永製菓 研究所 未来価値創造センター
出張授業「森永製菓のオンラインキャリア授業」
中学生・高校生のキャリア教育や授業を対象としたオンラインによる企業訪問を実施しています。
森永製菓の事業内容や仕事、働き方などを従業員からご説明し、質疑応答などの直接コミュニケーションを通じて、生徒の皆さんが職業やキャリアを考え、働くことのイメージづくりをする機会となることを目指しています。
菓子育
菓子の価値は栄養補給だけでなく、人と人、心と心をつなぐコミュニケーションの役割であると考えています。
そこで、創造性を育みながら、菓子の役割や菓子との上手な付き合い方をたのしく学ぶことができるオリジナル菓子育絵本「メルとマールのピクニック」を制作しました。
一般のご家庭だけでなく、保育施設等で菓子育絵本の読み聞かせや劇遊びに活用していただいています。
手軽に絵本の世界をお楽しみいただけるように、絵本のアニメーションも公開しています。
メルとマールのピクニックについて、詳しくは下記リンクをご覧ください。
キッザニア東京
森永製菓が出展しているお菓子工場パビリオンでは、ハイチュウの製造を通じて、働くことのたのしさや、ものづくりの工夫を体験できます。また、食品衛生やルール・マナーも学び、子どもの自立性や社会性を養います。
地域社会との共生
地域社会との共生に向け、各事業所・グループ会社において地元自治体・企業・地域コミュニティとの協働による地域活動にそれぞれ独自に取り組んでいます。
地域社会との共生について、詳しくは下記リンクをご覧ください。
従業員と社会の豊かな接点づくり
森永製菓グループは、従業員が社会貢献活動に参加することを通して、自身の成長とともに豊かな社会づくりにつなげるため、活動に関する情報提供や機会創出を行っています。
ボランティア休暇制度の制定
2022年4月に制度を定めたボランティア休暇は、従業員が幅広いボランティア活動にて取得することが可能です。
「子供の食 応援ボックス」への商品提供とボランティア休暇を活用した梱包作業ボランティアへの参加
2022年から、「公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン」が実施する「子どもの食 応援ボックス」に賛同し、「ハイチュウ」「おっとっと」等を提供しています。この取り組みは、経済的に困難な状況にある家庭を対象に、子どもたちの食の状況の改善を目的として夏休みと冬休みに実施され、2022年・2023年で約18,000の応援ボックスが全国の対象ご家庭に届けられています。
また、7月と12月に「子どもの食 応援ボックス」梱包作業ボランティアが行われ、当社から全5回計25名がボランティア休暇を取得して参加しました。
今後も森永製菓グループでは、社会貢献方針に基づき、社会課題解決への取り組みに対し従業員の参加を促進し、人々が笑顔になれる社会づくりを目指します。
©Save the Children
©Save the Children
マッチング寄付の取組み
災害・人道支援において、役員・従業員による寄付と、その寄付金額の合計と同額を当社が上乗せして拠出する、マッチング寄付を行っています。
災害・人道支援
熊本豪雨支援
2020年7月熊本豪雨被害支援物資として、手軽に栄養補給できる「inゼリー」2.4万個を提供しました。
新型コロナウイルス(COVID-19)関連
医療機関へ「inゼリー」36万個を寄贈し、医療従事者の「食」支援をするWeSupportへ寄付を行いました。
一般社団法人全国食支援活動協力会とNPO法人全国子ども食堂支援センターむすびえを通じ、こども食堂に菓子合計3万個を提供しました。
森永食品(浙江)有限公司が所在する市に新型コロナ対応のための寄付を行いました。
ウクライナ人道支援
2022年5月、ウクライナでの戦禍拡大によって、避難されたウクライナの子どもや保護者たちの人道支援のため、公益財団法人プラン・インターナショナル・ジャパンに、1千万円を寄付しました。また、役員・従業員307名による人道支援寄付と、当社によるマッチング寄付を行いました。
これらの寄付金は、避難されたウクライナの子どもや保護者たちの環境の整備や心理社会的ケア、教育支援などに使用されました。
トルコ・シリア大震災救援
2023年2月、トルコ・シリア大震災の被災地の皆様の救援や被災地の復興に役立てていただくため、森永乳業株式会社と合同で、日本赤十字社に1千万円を寄付しました。また、森永製菓グループでは、役員・従業員281名による寄付と、当社によるマッチング寄付を行いました。
能登半島地震支援
2024年2月、石川県能登半島の被災地の皆様の救援や被災地の復興に役立てていただくため、森永乳業株式会社と合同で、日本赤十字社に5千万円を寄付しました。また、森永製菓グループでは、役員・従業員700名以上により寄付と、当社によるマッチング寄付を行いました。
台湾東部沖地震救援
2024年4月、台湾東部沖地震の復興に役立てていただくため、森永乳業株式会社と合同で、日本赤十字社に1千万円を寄付しました。
その他活動
未来のアスリートを支援する教育プログラム
森永製菓トレーニングラボでは、サポートアスリートが主催しているスポーツ教室等にて、子どもたちに向けたトレーニング・栄養サポートを実施しています。
マウンテンバイク・ダウンヒルライダー井手川直樹プロが主催する「バイシクルアカデミー」は、自転車の知識や技術の習得に加えて、人間形成に貢献することを目的に、「マウンテンバイクを通じて、「楽しさ」「成長」「成功」3つの喜びを共有し、愛・誠実・感謝を持って活動に取り組み、自転車業界の発展に貢献する」ことを掲げています。森永製菓のトレーナーからはトレーニングプログラムの提供、栄養士からは食育動画の配信、inゼリーを飲んで補食の大切さをお伝えしました。
柔道・原沢久喜選手が主催する「こども柔道教室」では、柔道の普及と地域貢献を目的に子どもたちに柔道やスポーツの楽しさを伝えています。森永製菓のトレーナーからは子どもたちに怪我予防のためのウォームアップ指導を行いました。しっかり柔道を楽しんだ後は、inゼリーを飲んで身体づくりに必要な栄養補給についてお伝えしました。
夏場のレッスン後にinゼリーエネルギーレモン塩分+を補給
スポーツに関連した「食育動画」の一部抜粋
柔道経験者・未経験ともに多くの子どもたちが体験
原沢選手からinゼリーを手渡しする様子
おっとっと体操
森永製菓トレーニングラボは、運動や食事を通じて子どもたちのすこやかな成長を少しでも促したいという思いから、横浜市スポーツ協会と協力して「おっとっと体操」を作成しました。
跳ねる、転がる、片足で立つ等、様々な様式の運動をすることにより、幼児期における運動能力の発達を促し、それにより転倒による怪我の軽減を期待しています。また、「おっとっと」で登場する「海の仲間たち」のイメージを体操に合わせることにより、子どもたちが楽しく運動できるように工夫しています。
おっとっと体操 教育動画
ベルマーク活動に協賛
1960年のベルマーク運動の開始当初より、継続的に活動に協賛し、学校設備や教材の充実や、ハンディキャップを背負いながら学んでいる子どもたちを支援しているベルマーク活動を応援しています。現在は、「ミルクキャラメル」「森永ビスケット」「チョコボール」「おっとっと」を対象商品としてベルマーク活動の一翼を担っています。
ベルマークについて、詳しくは下記リンクをご覧ください。
他社参加型エンゼル・スマイル・プロジェクト
森永製菓が保有する「天使」「エンゼル」の商標の使用を希望する他企業(食品製造・販売・提供企業に限定)には、商標権の使用料を支払う代わりに、子どもたちの育成・教育環境改善に寄与する社会貢献活動に携わっていただく取り組みです。
- <参加企業>
- (株)エンゼルの森、龍屋物産(株)、フジパングループ本社(株)、楠昌(株)
一般財団法人森永エンゼル財団
「森永エンゼル財団」は、森永製菓のシンボルである「エンゼルの精神」を中心に据え、人間らしい心豊かな生活文化のあり方と、これからの家族のあるべき姿を、芸術・スポーツ・自然・食・古典等を通して研究しています。
従来研究に加え、中高生から大人までを対象とした“学びを応援する”コンテンツの充実にも注力しています。(美術ラボ、食ラボ、探究的な学習、スポーツ対談、自然観察、お菓子の贈り物など)
また東日本大震災をはじめ、昨今の自然災害(地震・豪雨等)で被災された地域の子どもたちに「森の絵本」をお届けする活動も行っています(累計 9,070冊)。
一般財団法人森永エンゼル財団(代表)について、詳しくは下記リンクをご覧ください。
「森の絵本」をお届けする活動